関西サッカーリーグ1部のFC TIAMO枚方は5日、DF石神直哉が『2020全国地域チャンピオンズリーグ』を最後に現役引退することを発表した。
石神は鹿島高、神奈川大を経て2007年に地元の鹿島アントラーズに入団。その後、セレッソ大阪や湘南ベルマーレなどJリーグ6クラブを渡り歩いた。2018年にはJFLのFCマルヤス岡崎に加入。2シーズン過ごしたのち、今季からTIAMO枚方でプレーしていた。
石神はクラブ公式サイトを通じて、各方面へ感謝を綴った。
「今シーズンで引退することを決意致しました。14年間プレーできたことに自分自身びっくりしています。ここまでプレーできたのは様々な方達のサポートがあってのことだと思っています」
「まずは、移籍の多い選手生活でしたが、各チームで応援して頂いたサポーター、地元の方々には大変支えられました。ありがとうございます。移籍は知らないチーム、知らない土地に行くことなので不安な部分が多くあります。その中で、スタジアムでサポーターの皆様に大きな声で名前を呼んでもらえたときにそのチームの一員になれたなといつも思っていました。知らない土地にきた僕を、地元の飲食店や様々なお店の方達は暖かく迎え入れて頂き、試合にも応援に来て頂けたのは本当に嬉しかったですし、力になりました。サッカーを通じて様々な地域で生活できたことは最高の経験です」
「そして、プロ1年目から2016年までスパイクなどを提供して頂いたプーマ様、そして1年目からインソールの提供と2017年から3年間スパイクの提供をして頂いたBMZ様にも感謝いたします。素晴らしいサポートがあったのでピッチをストレスなく走り回り、少ないですがゴールやアシストができたんだと思っています」
「こうしたサッカー選手生活を送れたのも、プロになるまでに指導して頂いた指導者の方々、特に鹿島高校サッカー部内野浩先生、神奈川大学サッカー部大森酉三郎監督のおかげだと感じています。ご指導いただきありがとうございました」
「そして、プロにして頂いた鹿島アントラーズをはじめ僕と契約を結んで頂いたチームがあるからです。各チームで共に戦った監督、コーチ、フロントスタッフ、マネージャーそして仲間たちには様々な場面で助け合い、励まし合い戦ってこれたことは最高の思い出です。選抜や代表に入ったことがなかったので1年目の時はJリーグに知っている選手はほとんどいなかった僕ですが、14年間でたくさんのかっこいい先輩、色々と助けてくれる後輩、そしてライバルであり友でもある同級生に出会えた最高のサッカー人生でした」
「最後に、ここまで長くプレーできる身体に産んでもらい育ててもらった両親と、移籍が多く引っ越しばかりのサッカー人生に付き合ってくれて、よく飲みよく食べるサッカー選手を支えてくれた家族に感謝したいと思います」
「本当にありがとうございました」
●DF石神直哉
(いしがみ・なおや)
■生年月日
1985年3月2日
■出身地
茨城県
■経歴
鹿島高-神奈川大-鹿島-C大阪-湘南-大分-東京V-長崎-北九州-FCマルヤス岡崎-FC TIAMO枚方