ドーハで開催中のACLに出場しているヴィッセル神戸は7日、決勝トーナメント1回戦で上海上港(中国)と対戦する。G組1位で通過した神戸だが、1次リーグは2連敗で終えて通算2勝2敗だった。
6日、試合会場で前日会見に臨んだ元日本代表DF西大伍(33)は「もちろん僕らは、ファンのために闘うし(1回戦を)突破するのは神戸にとって大事なこと。いつもと変わらない、今まで準備してきたものを出すだけ」と冷静に語った。
鹿島アントラーズ時代の18年には優勝経験もあり、この大会で必要なものを問われると、33歳のベテランは「気持ちと運とロマンですね」とユーモアをまじえて答えた。
三浦淳寛監督(46)も「間違いなく、明日は重要な試合になる。このために我々は準備をしてきた。上海上港は優秀な選手がいて難しい試合になるが、しっかり勝利を引き寄せたい」と意気込んだ。
神戸にとっては未知の大会だが「個人個人を見てみると、いろんな経験をしている選手が多くいる。それらでカバーしながら、連動性のある守備と攻撃で勝ちにいきたい。あくまでもアジアNO・1を目指して練習してきた」。バルセロナ時代に多くのタイトルを獲得したMFイニエスタらを引き合いに、初出場で優勝という目標を改めて明言した。
◆ACL必要なのは「気持ちと運とロマン」神戸DF西(ニッカン)