日刊鹿島アントラーズニュース

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2020年12月14日月曜日

◆【J1採点&寸評】鹿島2-0清水|圧巻2発の上田がMOM! 絶妙スルーパスの助っ人MFも好評価(サッカーダイジェスト)






鹿島――小泉の何気ないワンプレー


[J1リーグ32節]鹿島2-0清水/12月12日(土)/カシマ

【チーム採点・寸評】
鹿島  6.5
ACLの出場権獲得にかけるチームの熱量が最大の勝因だろう。開始12分間で上田が2得点。試合の主導権を握ったことで、余裕が生まれ、危なげなく勝点3を積み上げた。

【鹿島|採点・寸評】
GK
31 沖 悠哉 6
公式記録によると被シュートは7本だが、そのうちヒヤリとしたのは試合終了間際の1回くらいか。味方選手の身体に当たってこぼれたボールを素早く手元に収めた。

DF
37 小泉 慶 6.5
ディフェンスラインの中央の背後を取られそうな瞬間、素早くカバーに走り、ピンチの芽を摘んだ。何気ないワンプレーながら機転が利いていた。

39 犬飼智也 6
守備に奔走するだけではなく、ビルドアップにも積極的に関与。前節に続き、FKを直接狙うシーンもあった。

28 町田浩樹 6
試合終了間際、相手FWに軽くいなされ、状況を悪化させたが、全体的なパフォーマンスは及第点。

16 山本脩斗 6
21分、GKとDFの間に心憎いまでのグラウンダークロスをワンタッチで送り、相手守備陣を慌てさせた。あの“さりげなさ”がベテランならではの味か。

MF
20 三竿健斗 6.5
90分を通してほとんどミスがなく、堂々とした振る舞いが目立った。攻守にメリハリのあるプレーで、チームの勝利に尽くした。

4 レオ・シルバ 6(83分OUT)
開始3分、ミドルレンジからオープニングシュートを放つ。相手GKに阻まれたものの、これが右CKとなって先制点につながった。


鹿島――土居の仕事ぶりには敬服





7 ファン・アラーノ 6.5(83分OUT)
味方のクリアボールを自陣で拾うと、ドリブル開始。上田の2点目を生み出した絶妙スルーパスはお見事の一言だ。

8 土居聖真 6(83分OUT)
魅惑の2トップを最大限に生かすために汗かきもいとわない。フォア・ザ・チームに徹した仕事ぶりに敬服するばかりだ。

FW
9 エヴェラウド 6(67分OUT)
右CKのこぼれ球に反応し、ワンタッチシュート。これが先制点の誘い水となった。67分、相手GKと交錯して顔面を強打し、途中交代。

36 上田綺世 7 MAN OF THE MATCH
“チームを勝たせる点取り屋”として真価を発揮。2試合連続2ゴールと大暴れだ。今季のJ通算得点もついに二桁に乗せた。


途中出場
MF
25 遠藤 康 6(67分IN)
負傷のエヴェラウドに代わりに投入され、セカンドトップの位置に入る。89分に上田に好パスを供給するなど、周囲を生かすプレーでトドメを刺しにいった。

MF
26 荒木遼太郎 ―(83分IN)
11月3日の横浜戦以来の出場で、小気味のいいプレーは健在(前節はベンチに入っていた)。ボールを奪われると、一気に60メートル近い帰陣も。

MF
27 松村優太 ―(83分IN)
短いプレー時間の中でもゴールへの意欲を見せた。86分に浮き球パスを受けてシュートに持ち込んだ。

MF
6 永木亮太 ―(83分IN)
試合を滞りなく締めくくるためにピッチに送り出された。88分、味方とのパス交換からゴール右まで進入し、右足アウトで狙った。

監督
ザーゴ 6
「内容も大事だが、今は結果が求められる。他力とはいえ、ACLの出場権獲得に向けて首がつながった」と、ひとまず勝利を喜んだ。


【チーム採点・寸評】
清水 5
アウェーの地で、いきなり2点を追いかける展開に落胆の色は隠せず。“1点を返せば流れが変わる”と顔を上げて戦ったものの、状況の改善は図れなかった。

3 ファン・ソッコ 5(64分OUT)
右利きの左SBということもあって、右足でボールを運びながら中に入っていくケースが多かった。最終局面でのプレーの質や精度が今ひとつか。

11 ジュニオール・ドゥトラ 6
最大のチャンスは試合終了間際。右サイドを突破し、マイナスのクロスを送る。最も得点に近づいた瞬間だった。


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