東京五輪まで続くサバイバルレース。本大会が4か月後に迫る中、鹿島で定位置をつかむU-24日本代表DF町田浩樹は「自分がしっかり結果を残さないといけないし、それがチームの結果につながってくる。自信を持っている半面、もっともっとやらないといけないという危機感も持っている」と胸中を明かした。
「コンスタントに呼んでもらえていますが、かと言って圧倒的な結果を出せているかというと、そうではない。個人的にはもっともっと追求していかないといけないし、同じポジションにも良い選手がたくさんいる。その選手たちと比較されたときに違いを、自分が生み出していかないといけないと思っている」
2連敗でグループリーグ敗退という屈辱を味わった昨年1月のAFC U-23選手権以来、五輪代表にとっては1年2か月ぶりとなる実戦。DF冨安健洋(ボローニャ)がA代表に選出される中、26日はDF板倉滉(フローニンゲン)とDF渡辺剛(FC東京)がセンターバックのコンビを組み、町田はベンチから試合を見守った。
今回の招集メンバー最長の190cmの高さを誇る左利きのCB。熾烈な競争の中で、「高さは自分の特長だし、対人プレーで負けないところ。他の選手との違いは左利きなので、そこで幅を使う攻撃だったり、角度のある縦パスだったりがアクセントを加えられるところだと思うので、意識してやっていきたい」とアピールを誓う。
19年10月のブラジル遠征・ブラジル戦(○3-2)の経験を還元しつつ、チームとしては26日の反省を生かす。29日に向けて、「南米のチームは球際が激しいし、それはアルゼンチン戦も同じだったので、そこの1対1で負けないこと。あとはアルゼンチン戦を外から見ていて、アタッキングサードでなかなか有効な攻撃ができていなかったので、そこにつながるポゼッションというか、有効的なパスを後ろから供給できれば」と意気込んだ。
◆自身の立ち位置に危機感…U-24日本代表DF町田浩樹「違いを生み出していかないと」(ゲキサカ)