鹿島など「日本の2クラブと交渉」と報じられたが――。
ポルトガル1部SLベンフィカからUAE1部シャールジャFCにレンタル移籍していたブラジル人MFカイオ(Caio)だが、シーズン終了後、J1リーグ鹿島アントラーズなどJリーグのクラブと交渉中と報じられていたものの、結局、シャルージャへの「完全移籍」が濃厚となっているようだ。
ポルトガルメディア『マイス・フッチボル』が報じた。記事によると、ベンフィカが来週月曜日に始動するものの、27歳のウインガーは帯同しないという。そして現在、シャルージャへの完全移籍に向けて交渉中で、その「可能性が高くなっている」と伝えている。
今回の記事では、Jリーグクラブとの交渉については言及されていない。
ベンフィカからシャルージャに2020年1月にレンタルされたカイオは、2020-21シーズン、リーグ20試合・5得点・8アシストを記録。さらにアジアチャンピオンズリーグ(ACL)6試合を含め公式戦通算28試合・6得点・10アシストと活躍していた。
カイオに関しては、今月1日、アラブ首長国連邦(UAE)のメディア『アル・イティハド』が、Jリーグの2クラブから獲得の打診を受け、そのうち1チームが彼が在籍していた鹿島アントラーズだと報じていた。
カイオは1994年4月19日生まれ、ブラジル出身の27歳。2014年、千葉国際高校から鹿島に加入し、3年間でJ1リーグ78試合・23ゴールを記録。その後、UAEのアル・アインFCに移籍し、クラブ・ワールドカップ(W杯)ではシルバーボール賞を受賞。2019年にベンフィカへ加入。2020年1月から1年半、シャールジャへ貸し出されていた。
[文:サカノワ編集グループ]
◆Jリーグ復帰説カイオは、ベンフィカからUAEへ完全移籍か。「可能性高い」(サカノワ)