鹿島の東京五輪代表DF町田浩樹(24)が、1カ月ぶりの声援を力に変える。チームは16日、次節18日のホームG大阪戦に向けて鹿嶋市内で調整。ホームでは約1カ月ぶりとなる有観客試合に向けて「チームが苦しい時に後押ししてくれるのがサポーターの存在。条件付きであれサポーター、観客が入ってくれることで選手としてもプレーしやすくなる」と意気込んだ。
県独自の非常事態宣言発令に伴い、直近2試合のホームゲームは無観客開催。次節のG大阪戦は県外在住の来場者に「ワクチン2回接種後、2週間経過の証明」などを条件に先月15日の徳島戦以来、約1カ月ぶりに有観客で開催される。町田自身は左腿裏の違和感で2戦を欠場も、静まりかえったスタンドに「選手としても悔しい、苦しい思いがあった」と振り返る。
無観客&町田不在の2試合はともに黒星を喫した。今季リーグ戦は残り10試合。町田は言う。「ここからの終盤戦が、非常に大事になるのはみんな分かっている。拮抗した試合が続くと思うので、五分五分のし合いでいかに勝ち点3を拾えるかが重要になる。自分が中心となってやっていきたい」。サポーターとともに、戻ってきた最終ラインの柱が勝利へ導く。
◆鹿島・町田が復帰 約1カ月ぶりのホームでの有観客試合へ「自分が中心となってやっていきたい」(スポニチ)