明治安田生命J1リーグの鹿島アントラーズでプレーした過去をもつMF安部裕葵(22)は、バルセロナのBチーム退団に向かっていると伝えられているが、どうやら欧州圏内のクラブに移籍する可能性があるようだ。23日、スペイン『todofichajes』など複数メディアが伝えている。
安部裕葵は2019年夏に鹿島アントラーズからバルセロナのBチームへ完全移籍により加入。移籍1年目の2019/20シーズンはセグンダB(スペイン3部相当)で20試合に出場していたが、昨年2月に右ハムストリング筋断裂という大怪我により長期離脱。昨年10月と12月に復帰していたものの、再負傷により戦列を離れていたが、今年4月中旬に再復帰。以降は公式戦5試合でピッチに立っていた。
安部裕葵はバルセロナBチームとの契約を2023年6月まで残す中、今年5月にギリシャ・スーパーリーグ(ギリシャ1部)の強豪パナシナイコスからの関心が伝えられていた。また、今月はじめに発表されたバルセロナBチームの2021/22シーズンの背番号を発表しているが、安部裕葵の名前は含まれていなかった。
これを受けて、現地の複数メディアはバルセロナは財政難であることを踏まえ、負傷離脱期間の長い安部裕葵と契約解除に踏み切る方針を固めていると報道。同選手の移籍先候補として、当初はJリーグへの復帰が既定路線と伝えていたが、ここにきてイタリアやドイツ国内の複数クラブが関心を示しているとのことだ。度重なる負傷に苦しんでいる安部裕葵だが、現在のコンディションとともに、今後の動向にも注目が集まる。
◆元鹿島MF安部裕葵、欧州でプレー続行か!バルサB退団後にJリーグ復帰報道も…(FOOTBALL TRIBE)