[10.9 練習試合 U-22日本代表候補 2-1 U-20全日本大学選抜候補 Jヴィレッジスタジアム]
U-22日本代表候補MF松村優太(鹿島)が今月末に控えるU-23アジア杯予選への意気込みを語った。
「自チームで自信がついてきていますし、その中で代表活動というのはサッカー選手にとって誇らしいこと」。静岡学園高から加入したルーキーイヤーはJ1リーグ13試合に途中出場したが、プロ2年目の今季は22試合出場(うち先発は6試合)と出場機会が増加。5月9日に行われた第13節FC東京戦のJ1初ゴールを含め、2得点をマークしている。
松村はU-17日本代表への初招集以来、年代別代表として海外遠征を経験してきたが、国際大会の公式戦は未経験。コロナ禍でU-20W杯が中止となる憂き目にあったが、月末にはU-23アジア杯予選が控えている。「僕自身、代表でのアジアの戦いや公式戦というのは経験がないので、必ずそこで戦いたい。非常に大きな意味のある合宿だったと思っています」と力を込めた。
6日に行われた横浜F・マリノスとの練習試合(○5-0)では3本目の終了間際に右サイドからの折り返しでMF田中聡(湘南)のミドル弾をアシストした。この日はチャンスには絡んだが、目に見える結果は残せず。「最後の最後の精度の部分でミスしてしまった部分があったので、そこは自分自身の課題。改善していかないといけない」とさらなる進化を誓った。
練習試合ではオプションの布陣も試されたが、U-22日本代表候補は4-3-3をベースに採用している。右ウイングの位置でプレーする松村は「ウイングという形は自分の特長的に生きやすいポジション」としたうえで、「チーム全体としてボールが落ち着かない時間もあるので、ウイングとサイドバックと中盤の関係をもっと意識しながら、ボールを受けるところは受けるし、抜けるところは抜ける。もう少しチームとしてスペースの使い方というのをお互いに意識していきたい」と連携向上を見据えた。
(取材・文 佐藤亜希子)
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