日刊鹿島アントラーズニュース

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2022年9月30日金曜日

◆鹿島内定、昌平DF津久井佳祐の家族を直撃!父・剛志さん「心配はしていない」、母・由紀子さん「勉強も自主的に取り組んでくれた」(高校サッカードットコム)






 9月27日に開かれた「昌平高校の「Jリーグ加入内定選手合同記者会見」で鹿島アントラーズ内定のDF津久井佳祐はプロ入りへの意気込みを述べた。

 「いち早く鹿島アントラーズの力になれるよう頑張っていきますので、応援よろしくお願いします。自分のプレーの特長をもちろん見てほしいですけど、アントラーズは常勝軍団と言われているので、自分も勝ちにこだわる姿勢を見てほしい。鹿島アントラーズでスタメンに定着して、リーグ戦やカップ戦でタイトルを獲っていけるような選手になりたいです」

 会見では昌平高校の城川雅士校長から「担任等によれば、教室にいる時はどちらかと言うと物静かで、周りの生徒がワイワイ騒いでいるような状況でも常に冷静さを保っている、そんな生徒だそうです。勉強の面では、定期考査でクラス内1位を取り続けている。学習も本当に一生懸命やっていて、周りから一目置かれる存在。そして人望も厚いと言われています」ということも明かされた。

 そして、会見場の傍らには、やや緊張気味に話すこの日の主役を見守る家族の姿があった。会見後、父・剛志さん、母・由紀子さんに話を伺った。


ーー佳祐くんのプロ内定が決まった瞬間の心境は?


剛志さん(父):今でもずっとビックリしています。(インターハイで)怪我する前はどこからかは声をかけてもらえるかなとは思っていたんですよ。本人いわく「相性が良いところだったら行く」と考えていたようなんですけど、怪我してしまって、これは大学進学しかないかなと。幸い、大学からも声をかけていただいていたので。でも怪我をして本人だけじゃなく家中が暗くなってしまっていた時に、突然鹿島さんからオファーをいただいて。私もずっとプロになれればいいなと思っていましたけど、いざ本当になれるとなると、本当に驚きましたよね。

由紀子さん(母):本当にビックリですね。私の仕事が終わった頃に、藤島(崇之)監督から本人に電話がかかってきて、内容を聞いた時には震えが止まらなかったですね。「まさか」と思って(笑)。

剛志さん:そうそう、私が仕事から帰ってきて、嫁と佳祐に呼ばれたんです。何事かと。選手生命が終わったのかと嫌なほうにも考えてしまいましたよ。でも、そしたら全然違う話だったので。それからずっと信じられないという感じですよ(笑)。


ーー佳祐くんのサッカーや勉強への取り組み方はいかがですか? テストの成績はクラスで1番との話もありましたが。


剛志さん:子どもが3人いますけど、私は通知表とかあまり見ないんですよ。みんながサッカーを元気にやってくれればいいなと、それくらいで。だから「勉強しろ」と言ったこともないし、「サッカーやってこい」とも言ったことがないんです。これまで、すべて子どもたちに任せていたんですよね。進路についてもそうですし。今までどこのサッカーチームに入りたいというのも本人に決めさせてきました。それが良かったのかもしれませんね。勉強も自分がしたいからしていたんじゃないですかね。

由紀子さん:昌平の藤島監督と城川校長に特待生として選んでいただいたので、入学する前に「特待生でやっていくには勉強もしないとね」と言ったくらいで、あとは自主的に取り組んでくれましたね。「部活が終わってから学校で勉強してくる」とか「朝早く行って勉強してくる」とかって。入学したあとは一度も「勉強しろ」とは言っていないですね。


ーーでは今後、どんな選手、どんな人間になっていってほしいですか?


剛志さん:サッカー選手としてはファンに愛されるのが一番ですよね。今の時代はサッカーに限らずスポーツ選手はヘマをしたらすぐに叩かれてしまいますからね。それに打ち勝ってほしいです。

由紀子さん:そうですね。自分で言ったことは実行する子でいてくれたら。あとはいつまでもサッカー小僧でいてほしいなと。

剛志さん:本当にそれだよね。ビックリですよ、18歳になってもいまだにサッカー少年なんですもん。プロになったのも、単にサッカーをずっと続けられるからというだけで、お金とかは関係ないみたいなんです。ただただサッカーがやりたいだけ。だからプロに行くとなっても心配はしていないです。きっと持ち味を出してくれると信じています。

(文・写真=多田哲平)




◆鹿島内定、昌平DF津久井佳祐の家族を直撃!父・剛志さん「心配はしていない」、母・由紀子さん「勉強も自主的に取り組んでくれた」(高校サッカードットコム)





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