[10.29 J1第33節 清水 0-1 鹿島 アイスタ]
J1リーグは29日、各地で第33節を開催した。IAIスタジアム日本平では、16位清水エスパルスと6位鹿島アントラーズが対戦。1-0で鹿島が勝利した。
2022シーズンも残り2試合となったJ1リーグ。J1参入プレーオフ圏に沈む清水は、6試合ぶりの勝利を目指す。ここ7試合勝利から遠ざかっている鹿島も勝ち点3を狙い、敵地に乗り込んだ。
試合は立ち上がりから一進一退の攻防となると、前半13分。右サイドのMF白崎凌兵からボールを受けたMFホナウドが左足で狙う。しかし、地を這うような鋭いシュートは、鹿島のGK早川友基が左に倒れてストップ。僅かに触って掻き出した。同20分には、左サイドのDF山原怜音がFW北川航也とのワン・ツーで切り込むと、そのまま右足を振る。ただ、こちらも早川が立ちはだかった。
対する鹿島は前半22分、MF松村優太が右サイドからFW鈴木優磨とのワン・ツーで仕掛け、右足でシュート。勢いのあるボールだったがコースが甘く、清水のGK権田修一に難なく処理された。同29分には、右サイドで落としを受けたDF常本佳吾のクロスに鈴木がヘディング弾。打点の高いシュートだったが、権田の好セーブに遭った。
勝利が欲しい清水は、前半終盤にかけて攻勢を強めるも、鹿島ゴールを割ることができない。試合はスコアレスで後半へと折り返した。すると、同11分にスコアが動く。鹿島は右サイドでコーナーキックを得ると、MFディエゴ・ピトゥカが入れたボールがニアサイドで弾かれ、再びピトゥカの元に。セカンドボールを入れると、権田がパンチング。流れたボールを拾ったMF三竿健斗が混戦から押し込むように決めた。
同点を目指す清水と2点目を狙う鹿島。その後は、スコアが動かないまま時間だけが過ぎると、鹿島は後半35分、右サイドからのコーナーキックに鈴木が頭で合わせる。強烈なシュートは権田が好反応を見せてストップ、味方の反撃を待つ。
しかし、最後までゴールを目指した清水だったが、1点が遠い。鹿島が三竿の先制点を守り切り、1-0で勝利した。鹿島は8試合ぶりの白星。清水は残留に向けて痛恨の黒星となった。
◆鹿島がMF三竿健斗弾で8試合ぶりの白星! 残留目指す清水は痛恨の黒星(ゲキサカ)