
日刊鹿島アントラーズニュース
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2022年10月14日金曜日
◆連続無冠と残留争い…鹿島VS磐田「ナショナルダービー」の栄華はどこへ(AsageiBiz)

残留争いに巻き込まれているジュビロ磐田と、なんとか3位以内に入って来季のACL出場権を獲得したい鹿島アントラーズの試合(10月8日 ヤマハスタジアム)は、お互いに勝ち点3を狙う大事な試合となった。
試合はJ1残留を目指すホームの磐田が前半を3-1で折り返したが、後半のアディショナルタイムに鹿島が追いつき引き分け。お互いに勝ち点3を奪えない痛い引き分けとなった。
鹿島と磐田といえば、90年代後半から2000年の初めにかけて「2強時代」を形成。「勝負強さの鹿島」と「攻撃力の磐田」の戦いは当時、全国のサッカーファンが注目する試合で“ナショナルダービー”とも呼ばれた。
その強さは2000年、鹿島がJリーグ誕生以来、初の国内3冠(Jリーグ、ナビスコ杯、天皇杯)を達成し、ライバル磐田に力の差を見せつけた。
その鹿島の3冠に対して磐田の選手たちは「俺たちは3冠を狙わない」と宣言。
当時のJリーグは2ステージ制で、両ステージの優勝チームがチャンピオンシップで対戦し年間王者を決めることになっていた。
磐田の選手たちは、ライバルの鹿島と同じ3冠を達成しても意味がないと、両ステージを制覇する完全優勝を目指した。「だから、チャンピオンシップはなくなる」とまで言っていた。そして2002年のシーズン、磐田は両ステージを制覇し完全優勝を達成。チャンピオンシップは開催されなかった。
それほど当時の両チームはレベルが高かった。鹿島には最終ラインに相馬直樹、名良橋晃、秋田豊、中盤には本田泰人、小笠原満男、中田浩二、前線に柳沢敦、鈴木隆行と代表クラスがずらりと揃っていた。
磐田にも名波浩を中心とした中盤に福西崇史、服部年宏、藤田俊哉、奥大介、前線には中山雅史、高原直泰のツートップと豪華なメンバーが揃っていた。
ところが現在はどうだろうか。磐田はJ1最下位に沈み残留争いを繰り広げている。鹿島も天皇杯準決勝でヴァンフォーレ甲府(J2・18位)に敗れ、これで国内タイトルは6シーズン無冠という不名誉な記録を達成してしまった。
かつて「2強時代」と築いた両チームに、今は“ナショナルダービー”を戦った面影はない。
(渡辺達也)
1957年生まれ。カテゴリーを問わず幅広く取材を行い、過去6回のワールドカップを取材。そのほか、ワールドカップアジア予選、アジアカップなど数多くの大会を取材してきた。
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