後悔のない試合にする。先発でW杯デビューとなった第2戦のコスタリカ戦(●0-1)でハーフタイムに交代した日本代表FW上田綺世(セルクル・ブルージュ)はスペイン戦(○2-1)で出番なし。チームが2つの金星を挙げたドイツ戦、スペイン戦はいずれも出場機会がなかった。
5日の決勝トーナメント1回戦・クロアチア戦を前に改めてコスタリカ戦について振り返った上田は「戦術を含めて攻撃も守備も明確に自分のタスクを果たせなかった」と指摘。「守備ならどこでスイッチを入れるか曖昧なところがあって、イージーミスもあって悪循環というか、自分の中で守りに入ったところがあった」。率直にそう反省した。
W杯初出場の緊張感や重圧の中、5バックで守備を固める相手に難しさもあった。クロアチア戦で出番が来れば、同じ失敗を繰り返すつもりはない。「自分の特徴を出して、結果に貪欲になりたい」と迷いは断ち切った。
一発勝負の決勝トーナメント。「120分、PK戦を含めて勝たないといけない。より総力戦になる。スタメンの選手、スタメン以外の選手を含め、全員で準備しないといけない」と力を込めた。
(取材・文 西山紘平)
◆迷いを断ち切った上田綺世「結果に貪欲になりたい」(ゲキサカ)