日刊鹿島アントラーズニュース

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2023年9月6日水曜日

◆【鹿島】岩政監督「若手に最高の教材」4日合流のMF柴崎岳に期待 10日ルヴァン杯出場も(ニッカン)



岩政大樹


鹿島アントラーズの岩政大樹監督(41)が5日、ルヴァン杯準々決勝・名古屋グランパス戦(6日、豊田スタジアム)に向けオンライン取材に応じ、4日に合流したMF柴崎岳(31)について「若手に最高の教材」と期待を寄せた。

柴崎は16年1月にスペインにわたり、今夏、スペイン2部レガネスを退団。鹿島に復帰し4日から合流している。クラブ公式の映像では、ボール回しから柴崎の高い技術が分かるプレーが公開されていた。

岩政監督は「彼がもたらす影響は、同じポジションの選手はたくさんある」とキッパリ。自身も、大岩剛氏の横でセンターバックとして成長し、今季のDF関川郁万も今季、DF植田、昌子の横で急成長を遂げた。「これは、僕が(OB復帰の際に)大事だと訴えたこと。僕はピッチ上で一番、横の先輩から学ぶことが格段に多かった。言葉で説明できないことがピッチ上にはたくさんある。横の先輩と照らし合わせながら自分のプレーを振り返られるのは、どこにもない教材ですよ」。

FWには鈴木優磨、最終ラインにはDF昌子源、植田直通。中盤に柴崎が入り、センターラインで最高の教材がそろうことになった。岩政監督は「中盤の選手も既にいろんな刺激を受けている。昨日の軽い練習の中でも、すごさは分かっている。(柴崎)岳は意識が高い選手。この意識レベルで日々取り組まないと、世界、W杯、海外に到達しないと。言葉で指導するとすごく薄っぺらい言葉になりますが、彼が示すことで伝わることがたくさんある」と大きな期待を寄せた。

体は絞れており、早ければ登録完了後の10日のルヴァン杯名古屋戦・第2戦(カシマスタジアム)で出場が可能。指揮官は「岳も競争の1人。彼も分かっていると思う」と、あくまでも横一線の競争を強調。「彼自身、鹿島の試合もほぼすべて見ている話をしている。そういう状況は把握していて。フィット自体は早いんじゃないかな」。鹿島にタイトルをもたらすピースが、また1つ、増えた。





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