日刊鹿島アントラーズニュース

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2023年10月22日日曜日

◆【鹿島】首位神戸に力負けし7年連続国内無冠、岩政監督「僕の力不足。人選も含め僕の責任」(ニッカン)



岩政大樹


<明治安田生命J1:神戸3-1鹿島>◇第30節◇21日◇国立

鹿島アントラーズは、首位のヴィッセル神戸に完敗し、リーグ優勝が消滅した。今季も無冠が決定。常勝軍団が、7年連続で国内タイトルを逃した。岩政大樹監督は「優勝がなくなってしまったことで責任を感じています」と話した。

4月15日にカシマスタジアムで神戸に1-5の大敗を喫した。今回は3週間の準備期間で攻撃の組み立てを整理し、特にボールを動かすことにフォーカスして大一番に備えてきた。トップ下にボールを引き出し、狭いエリアでも前を向けるMF荒木遼太郎を約4カ月ぶりに先発起用。2列目左にMF藤井智也を配置した。

今まで武器として使ってきたロングボールに加え、準備したボールを動かす部分を併用し、臨機応変に臨むはずだった。だが、ふたを開ければ、前半はボールを動かすことに固執し、シュート0本。後半頭からMF仲間、DF昌子、MF松村を入れ、盛り返したが、後半アディショナルタイムに松村が1点を返すのが精いっぱいだった。

岩政監督は「完全に力負け。人選を含めて僕の責任」と話した。「飛ばす、動かすことをどのように使い分けるか。足りなかった動かすことを準備してきた。動かすことをやると、飛ばずパスに対する形が見づらくなった。ここはサッカーの難しいところ。試合の中で選手が感じて相手の嫌がることをやっていかないといけなかったが、まだまだ力不足。神戸に対して有効であることを見つけられるようなマネジメントを見つけられなかった」と振り返った。

今季は「競争と成長」を掲げ、新・鹿島のスタイルづくりに力を入れてきた。「ポステコグルー(前横浜監督)が2年でやったことを1年でやる」と宣言。試合を重ね、新しい戦術の引き出しを増やそうとしたが、現実は確固たるスタイル構築には至らなかった。「時間かかる作業でできるだけ早くやりたいが、自分の力不足で1年では足りなかった。自分の力不足だった」。常勝鹿島の復活の道はまだ遠い。





◆【鹿島】首位神戸に力負けし7年連続国内無冠、岩政監督「僕の力不足。人選も含め僕の責任」(ニッカン)





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