＜本山雅志引退試合：アントラーズ・レジェンド9－5MO10・フレンズ＞◇19日◇カシマ
今年4月に現役を引退し、現在は鹿島アントラーズのアカデミースカウトとして活動する元日本代表の本山雅志氏（44）の引退試合「モトフェス」が行われ、本山氏はハットトリックで最後の試合を締めくくった。
浦和FW興梠慎三、神戸FW大迫勇也、札幌MF小野伸二もシーズン中ながら駆けつけ、鹿島や日本代表でプレーした仲間が集結。両チーム合わせて14発が生まれる打ち合いで、集まった1万3659人の観客を沸かせた。
ジーコ氏（70）からは、アカデミースカウトとして後進の育成に励む第2の人生へのエールも受けた。本山氏は90分フル出場し「めっちゃ疲れました」と苦笑し「最後になるので。楽しんでやろうと」。ハットトリック締めに「1点取ればいいと思っていた。最初に取れたので楽しくプレーしようと。来てくれたみなさんが温かく試合を見守ってくれて、楽しくできました」と笑みをこぼした。
現在、鹿島は7年連続で国内タイトルから遠ざかる。本山氏は「僕もタイトルから5年遠ざかったシーズンがあった。ぶれずに続けて、後の3連覇になった。今は、いい形が見えてくるシーズンの基礎の時期」ととらえている。アカデミースカウトとしての自身の役割に「内部のいい選手を育てて上へ。育成の基盤を整えることがベース」と話す。「U－17の世界大会に2人が出場している。アカデミーの成果。そういう選手を大事に鍛えてトップに上がれば力になる。アカデミー育ちがたくさんなっていければ」と未来を見据えた。
◆本山雅志氏、引退試合でハットトリック締め ジーコ氏がアカデミースカウトの第２の人生にエール(ニッカン)
『1点取ればいいと思っていた。最初に取れたので楽しくプレーしようと。来てくれたみなさんが温かく試合を見守ってくれて、楽しくできました』
— 日刊鹿島アントラーズニュース (@12pointers) November 19, 2023
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