MF佐野海舟(鹿島)が23歳の誕生日を迎えた30日、報道陣の取材に応じた。午前中のトレーニング時点では「(祝ってくれたのは)数人。みんな知らないと思います」と苦笑いを見せたが、食事の場で祝われるのが恒例。日本代表合宿で過ごす記念日には「あまり誕生日感はない。普段は休んでいるので、貴重だなと思います」としみじみと語った。
11月の北中米W杯アジア2次予選で初招集され、ミャンマー戦(○5-0)で後半途中からA代表デビュー。元日のTOYO TIRES CUP・タイ代表戦(国立)に向けた活動でも連続招集を勝ち取った。
初めてJ1で過ごした昨季を終え、約1か月を経ての代表活動。「難しい調整だったけど、鹿島のフィジカルコーチだったりいろんな人の協力のおかげでここまで来られた。まずは怪我なく終えること、あとはしっかり爪痕を残していきたい」と意気込みを語った。
2回連続の招集でも「まだ余裕はない。しっかりもがいて頑張っていくしかない」と気を引き締めた佐野。それでもクロス&シュートの練習では国内組の中でも屈指のプレー精度を見せており、前回の経験が実を結んでいるように感じられる。
「武器は守備だと思っているけど、攻撃の部分で違いを出さないといけない。しっかりと違いを出していくことが必要」。そう考える佐野にとって、攻撃の精度はこれまで取り組んできた部分だ。「しっかり精度を上げていかないと生き残っていけない。試合ではゴールに関わっていけるプレーをしたい」と力を込めた。
日本代表合宿では今回、佐野と同じポジションの中村憲剛氏がロールモデルコーチとして帯同しており、薫陶を受けている様子。「首を振ったりとか、情報を得るのは息を吸うようにやっていると言っていた。ボランチとして必要なところだと思うので、まずは意識しながらやっていって、無意識に変えられるようにしたい」と向上心をのぞかせていた。
(取材・文 竹内達也)
◆A代表合宿で23歳バースデーの佐野海舟「みんな知らないと思います」中村憲剛RMコーチから得た学び(ゲキサカ)
『難しい調整だったけど、鹿島のフィジカルコーチだったりいろんな人の協力のおかげでここまで来られた。まずは怪我なく終え、しっかり爪痕を残したい』
— 日刊鹿島アントラーズニュース (@12pointers) December 31, 2023
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