「もう1年やらせてあげたかった」
元日本代表DFの名良橋晃氏が12月7日、自身のYouTubeチャンネル「名良橋さんの大悟味ちゃんねる」に最新コンテンツを投稿。鹿島の岩政大樹監督の退任に見解を示した。
昨年8月にコーチから昇格した41歳の指揮官は、1年目は4位、2年目の今季は5位とチームを上位争いに導くも、タイトルには手が届かず。契約期間満了でクラブを去ることになった。
鹿島OBの名良橋氏は「岩政監督が理想とするのと、結果が伴わない難しいところがあった」と今季を振り返る一方、古巣の現状を嘆く。
国内随一の“20冠”を誇る鹿島だが、2018年のアジア・チャンピオンズリーグ初制覇を最後に、優勝の二文字から遠ざかっている。さらに過去5年で指揮官交代は4度だ。
「今シーズンだけじゃない。繰り返しになっている。焦りはすごく感じるけど、一貫性がない。本当に危機感を持ってチームを強くしたいのかというのは、見えない」
鹿島はタイトルが義務付けられたチーム――名良橋氏はそれを認めてはいるが、「もう少し我慢して、岩政アントラーズを見たかったなというのが本音」と残念がる。
「岩政監督は若い。最低でも、もう1年やらせてあげたかった。猶予を与えたかった」と訴え、「苦しいシーズンは絶対にある。成長するためにはそういうシーズンも大事なのに、無駄にしている」とクラブの姿勢を疑問視した。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
◆「一貫性がない」鹿島OBが岩政退任に苦言!「本当に危機感を持ってチームを強くしたいのか」(サッカーダイジェスト)
ナラさん『もう少し我慢して、岩政アントラーズを見たかったなというのが本音』
— 日刊鹿島アントラーズニュース (@12pointers) December 8, 2023
◆「一貫性がない」鹿島OBが岩政退任に苦言!「本当に危機感を持ってチームを強くしたいのか」(サッカーダイジェスト) https://t.co/59HfgT83P9 #名良橋晃
※数年かけて鹿島を再構築するものと期待してたが… pic.twitter.com/C3dYzh2te8