「彼は、これから代表に絡んでいくには海外でプレーしなきゃいけないというのは頭の中にあると思うんで。もちろんJリーグでプレーしていてもA代表に呼ばれますけど、自分のレベルアップ、次のステップアップと考えたら、この移籍はあっても不思議じゃない」
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「もっと前から話はあった」
元日本代表DFの内田篤人氏が、MCを務めるDAZNの『内田篤人のFOOTBALL TIME』で、後輩の海外移籍について見解を示した。
右SBとして活躍した名手が言及したのが、古巣である鹿島アントラーズに所属するMF佐野海舟の移籍話だ。番組内で「(ブンデスリーガの)マインツへの完全移籍で、移籍金は6億8000万円。Jリーグから海外へ移籍する選手としては最高クラスと言われている」と紹介されると、内田氏はこう述べる。
「Jリーグからフリーで出て行く選手も多いし、移籍金が少ないと、Jリーグの会議でもどう工夫したら海外から取れるのか話題になっていますけど、6億しっかり残してくれるなら、彼は頑張ってやってくれましたし、(同じポジションの柴崎)岳も獲れてるんで」
鹿島のレジェンドは「海舟の場合はもっと前から話はあったから、準備という面では、鹿島は時間はあったから、いいんじゃないですか、行って」と話し、こう続けている。
「彼は、これから代表に絡んでいくには海外でプレーしなきゃいけないというのは頭の中にあると思うんで。もちろんJリーグでプレーしていてもA代表に呼ばれますけど、自分のレベルアップ、次のステップアップと考えたら、この移籍はあっても不思議じゃない」
23歳のボランチは、すでに海外クラブへの移籍を前提とした手続きと準備のために、チ―ムを離脱した。間もなく正式発表されるだろう契約は当然だと、内田氏は見ているようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部