「誰かにお願いされるから“優勝したい”“優勝しなければいけない”と思うのではなく、やはり自分たちが心の底から“優勝したい”“トップに立ちたい”と思えるかどうかが大切」。
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◆鹿島ポポヴィッチ監督が説く終盤戦の心構え「心の底から優勝したいと思えるか」 21日ホーム柏戦(スポニチ)
鹿島のポポヴィッチ監督(57)が20日、柏戦(21日、カシマ)を前にオンラインで取材対応した。残り10試合を切り、シーズン終盤に向けた心構えを説いた。
「終盤になって周りからのプレッシャー、期待がより高まる中で、自分たちが必要以上にやらなければいけないと思ってしまえば、良い方向にはいかない。自分たちがどれだけ本気で優勝したいか、誰よりも強く思えているかどうかが大切」
常勝軍団であるがゆえの重圧はある。「全てのクラブが、このクラブのように勝ちを求められるわけではない。特別なクラブであることは理解して戦わなければいけない」。一方で「逆にそれがプレッシャーになってしまってはいい結果は出ない」と強調した。「誰かにお願いされるから“優勝したい”“優勝しなければいけない”と思うのではなく、やはり自分たちが心の底から“優勝したい”“トップに立ちたい”と思えるかどうかが大切」。残り9試合で首位町田との勝ち点差は9。選手たちの闘争本能を呼び起こし、逆転優勝に望みをつなぐ。
前節の広島戦は終盤に追い付いてドロー。ホームでは昨年10月から18戦連続無敗とし、07~08年のクラブ記録に並んだ。「自分たちの力を出し切り、最後まで諦めずに目先の試合を勝つという姿勢を見せる。それを見せることが結果に対する一番の近道」と指揮官。柏戦で5試合ぶりの勝利をつかみ、クラブ記録に花を添える。