「2日間休んでいるので。チームもリカバリーはちゃんとやってくれていますし、それは言い訳にならない。ピッチに立っている以上は、それは言い訳にできない。ピッチに立っていた選手が招いた結果なので申し訳ない」
全文はこちらから
◆逆転負けは「今年を象徴」 鹿島が誇る“勝者のメンタリティー”はどこへ…24歳が触れた核心(FOOTBALLZONE)
DF関川郁万「ピッチに立っていた選手が招いた結果なので申し訳ない」
鹿島アントラーズは9月28日のJ1第32節で湘南ベルマーレと対戦し、2-3で敗れた。かつてはリードを奪った試合には絶対的な強さを見せ、試合終盤の巧みな時間稼ぎの際には「カシマる」という言葉も使われていた。そんな勝ち方を知るはずのチームが、前半27分までに2点をリードしながらも、前半アディショナルタイムに1失点目を喫し、後半にも2点を加えられて敗れた。
早い時間帯に2点をリードしたにもかかわらず勝ち点3を逃したばかりか、勝ち点ゼロに終わった試合を振り返り、最終ラインに入るDF関川郁万は「前半の終わりに失点しまったことがすべてかなと思います。あのまま2-0で折り返していれば……。前半の終わり方が良くなかった」と、唇をかんだ。
ハーフタイムを経て守備は改善されたかに見えたが、自分たちの流れの時に追加点を挙げられずに後半20分、22分と連続失点してしまった。「まだ映像を見返していないから分かりませんが、本当に細かいミスが続いたと思いますし、今年を象徴するような敗戦だった。失点の仕方、時間帯もそうですし、連続した失点だったかなと思います」と、関川は悔やんだ。
9月25日には天皇杯の準々決勝でヴィッセル神戸と対戦。中3日での試合というハンデがあったものの、「2日間休んでいるので。チームもリカバリーはちゃんとやってくれていますし、それは言い訳にならない。ピッチに立っている以上は、それは言い訳にできない。ピッチに立っていた選手が招いた結果なので申し訳ない」と、過密日程に敗因はないとして、今季を象徴するような敗戦を繰り返さないために必要なことには「全員の意識」と、続けた。
まだ4位と上位争いに残っているものの、3位のFC町田ゼルビアとは勝ち点差「9」となっている鹿島。8年ぶりのタイトル獲得の可能性がリーグ戦のみとなったなか、J1残留争いの渦中にいる湘南に喫した逆転負けは、重い一敗となりそうだ。
(河合 拓 / Taku Kawai)