指揮官は「トレーニングは“全員で”という気持ちもあるし、トレーニングマッチを組むことで若い選手も含めてコンディションが上がっている。競争が生まれ、一体感が出てきていると感じる」とうなずいた。
鹿島は9日、ホームに名古屋を迎え撃つ。8日にオンラインで取材対応した中後雅喜監督(42)は、2日にルヴァン杯を制した相手の勢いを警戒した。
「優勝した勢いは当然あると思う。ただ、我々のホームでできることは最大限のアドバンテージ。ゴールに向かう動き出し、配球を含めてアクションをどれだけ多くできるか。我々の最大の強みであるセットプレーも生かしながらやっていきたい」と抱負を語った。
先月の就任後は積極的に練習試合を組み、出番の少なかった選手の実戦機会が増加。初勝利を挙げた1日の川崎F戦はDF津久井佳祐、MF舩橋佑らアピールを続けてきた若手も存在感を示した。
指揮官は「トレーニングは“全員で”という気持ちもあるし、トレーニングマッチを組むことで若い選手も含めてコンディションが上がっている。競争が生まれ、一体感が出てきていると感じる」とうなずいた。
今季、ホームでは9勝8分けと無敗ながら、8月7日の鳥栖戦を最後に白星から遠ざかっている。「なかなかホームで勝利を収めていない。やっぱりそこが最大のテーマになる」とカシマスタジアムで約3カ月ぶりの勝利を届けることを誓った。