日刊鹿島アントラーズニュース

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2024年2月15日木曜日

◆「コンビネーションで崩すのは少なくなってきた」鹿島のレジェンド本山雅志が現代サッカーに私見「チームに機能性を与える方が楽しい」(サッカーダイジェスト)



本山雅志


「う~ん、できるとは思うけど...」


 鹿島アントラーズは2月14日、公式YouTubeチャンネルで「【LIXIL】鹿島アントラーズ The Session Season4 OB編~Part2 」の未公開編を投稿。クラブのレジェンドである本山雅志氏が、名良橋晃氏、中田浩二氏との対談で現代サッカーについて語っている。

 44歳の本山氏は、東福岡高を卒業後の1998年に鹿島でプロキャリアをスタート。“常勝軍団”で多くのタイトル獲得に貢献し、16年にギラヴァンツ北九州に移籍。21年にはマレーシア2部のクランタン・ユナイテッドに加入し、昨年に現役引退を発表した。

 名うてのドリブラーで知られた本山氏は、サッカーの変化に関して次のように語る。

「戦術的なことが多いと感じている。個も強くはなってきていると思うけど、コンビネーションで崩すのは少なくなってきた傾向にある。だから、個で戦えて、立ち位置があって、というところで戦っているチーム、ヨーロッパには結構多い。そういう風になってきている」

 具体的には「3人とか4人が絡み合ってのゴールを、なかなか見なくなった」という印象だ。自身のプレーとの違いを、以下のように振り返る。

「周りを使いながら、自分がフリーになって時間を作って、嫌なところを刺していくとかフィニッシュできるところで勝負していた。3人、4人、みんなで崩していこうって感じはあった。いろんなことをやって」

 中田氏に、今のサッカーに対応できるかと問われると「う~ん、できるとは思うけど...」としつつ、こう述べた。

「個で崩すより、チームに機能性を与える方が楽しいとは思う。機能性を高めるために、ワンタッチ、ツータッチでボールを持って行く。あまり時間をかけない。自分が持っている時間を短くして展開するというか」

 そして、「そういう方が楽しい。機能性が高まるかな」と主張した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部






◆「コンビネーションで崩すのは少なくなってきた」鹿島のレジェンド本山雅志が現代サッカーに私見「チームに機能性を与える方が楽しい」(サッカーダイジェスト)





◆染野唯月、尚志高校時点で浦和レッズが超欲しがっていた!槙野智章が秘話暴露「口説いてくれと…」(Qoly)



染野唯月


今月末に開幕する2024年シーズンのJリーグ。

それを前にJリーグ公式チャンネルでは、2023シーズンの忘れられない一戦を振り返る企画を行っていた。参加したのは、槙野智章、坪井慶介、JOYさん、お笑いコンビ「ペナルティ」のワッキーさんの4人。

昨季は東京ヴェルディがJ1昇格を果たしたが、ワッキーさんは、尚志高校時代から好きだった染野唯月をJ1で見られることに歓喜していた。

その染野は尚志高校から鹿島アントラーズに入団し、その後、ヴェルディにレンタル移籍している(2024年シーズンも鹿島からのレンタルでプレー)。

そうしたなか、槙野はこんな裏話を明かしていた。

「その染野が鹿島アントラーズに入る前に実は浦和で練習参加しているんですよ、2週間。その2週間で俺はめちゃくちゃ色んなことを…浦和に来い!浦和はいいチームだよって言ってたんですけど、鹿島に行ったので、ちょっと複雑な気持ちもありますけど…。

(たぶん槙野のことが嫌だったと突っ込まれると)そうじゃないでしょ、染野!違うよね(笑)

当時の浦和のフロントから呼び出されまして、『槙野、染野を口説いてくれ』と。俺は最大限やりましたよ(笑)(そういう勧誘は)やりますよ、みんな。来てほしいので」

染野が浦和レッズで練習参加した際、槙野はクラブからの要請を受けて熱烈なラブコールを送ったとか。

ただ、周りの3人は、槙野の熱すぎる説得が逆効果だったのではと突っ込んでいた。






◆染野唯月、尚志高校時点で浦和レッズが超欲しがっていた!槙野智章が秘話暴露「口説いてくれと…」(Qoly)

2024年2月13日火曜日

◆【鹿島】「まだまだ難しい」佐野海舟が攻撃面でも新たなフェーズへ。日本代表のアジアカップを経て、町田でともに戦ったポポヴィッチ監督のもと(サカノワ)



佐野海舟


「自分がちょっとでも遅れたらみんなの動きが全て無駄になる」


 サッカー日本代表の一員としてアジアカップを戦ったボランチの佐野海舟が、ランコ・ポポヴィッチ新監督率いる新生・鹿島アントラーズで今季、攻撃面でよりダイナミックさを求められている。

 島根県の米子北高からFC町田ゼルビアに加入した佐野は、プロ2年目の2019シーズンから3年間にわたって、セルビア出身のポポヴィッチ監督の指導を受けている。指揮官が標榜するサッカーを誰よりもよく理解している一人と言っていい。

 しかし後半開始からカシマサッカースタジアムのピッチに立った2月10日のJ2水戸ホーリーホックとのプレシーズンマッチ後の第一声はこうだった。

「ポポさんとは町田で一緒にやっていましたけど、鹿島ではチームとして狙うプレーと自分のプレーがまだマッチしていない。なるべく早くそれらを近づけていって、自分のプレーも出しつつ、チームに求められるプレーも出せるようにしていきたいです」

 最も戸惑いを感じているのが攻撃面での対峙するラインを剥がした直後のプレーだ。ポポヴィッチ監督はゴールに向けて最短距離で攻め込む形を求める。

 鋭い縦パスを前線につけた場合はもちろん、たとえ失敗したとしても前へボールを運ぼうとするプレーに対して、指揮官は「ブラボー!」と称賛する。対照的に攻め込む準備が整っていながら前へ運ぶのを中断したり、ボールを後方に下げたりすれば、日本語で「なんで!」という声が飛んでくる。

 佐野は胸中を打ち明ける。

「今まではテンポを上げなくてもいい、と思っていた場面でも崩しに行くサッカーをやっているので、そこで自分がちょっとでも遅れたらみんなの動きが全て無駄になる。そうした狙いやみんなの動きに合わせるところが、まだまだ難しいと感じています」

 ポポヴィッチ監督のもと鹿島は1月9日に始動し、その後の宮崎キャンプを通じて指揮官のスタイルと理論が浸透されてきた。水戸戦に出場した佐野を除くボランチ、知念慶や樋口雄太、名古新太郎、さらに負傷離脱中のキャプテン柴崎岳は共通理解を深めている。

 一方で森保ジャパンに招集された佐野が鹿島の練習に初めて参加したのは水戸戦前日の9日だった。

「鹿島の練習やトレーニングマッチの動画は見ていたし、頭の中では何となく整理はついていましたけど、それをプレーにしっかり出すにはもう少し時間がかかると思います」

 イメージとピッチ上で選択する実際のプレーがまだ乖離していると認め、自身がプレーした後半は全体的に間延びした点を反省しながら、佐野は努めて前を向いた。

「それでもやっていかなければいけないし、そのなかで自分というものを出していかないと代表には選ばれない。水戸戦は学びもすごく多かったし、それを活かすかどうかは自分次第。まずはこのチームでスタメンを取ることからスタートさせたい」

 デュエルでの守備力の高さを評価される佐野は、元日のタイ代表戦では代表で初先発し、最後まで国立競技場のピッチに立った。しかし、舞台をカタールに移したアジアカップでは途中出場で2試合、プレー時間は21分にとどまった。

「あそこ(日本代表)にいて、強くならない方がおかしいと思っているので」

 進化を継続させていくためにも、2026年夏の北中米ワールドカップに向けて、日本代表に選ばれ続けたい。昨年10月に初めて招集された代表に抱く熱い思いが、鹿島でのタイトル獲得を誓う佐野を突き動かしていく。

取材・文/藤江直人




◆【鹿島】「まだまだ難しい」佐野海舟が攻撃面でも新たなフェーズへ。日本代表のアジアカップを経て、町田でともに戦ったポポヴィッチ監督のもと(サカノワ)





◆【J1鹿島、24年公式戦を目前としたチーム作りの現在地(2)】(サッカー批評)



知念慶


10番・柴崎負傷の穴は知念が埋めるか――佐野海舟の立ち位置も含めた「2024年・鹿島の中盤勢力図」


 今季鹿島のもう1つの見どころがボランチだ。昨夏、スペインから7年ぶりに古巣復帰を果たし、常勝軍団再建請負人と期待された柴崎岳が1月の宮崎キャンプ中に負傷。同じくケガをしている関川郁真を含め、2月23日の今季開幕・名古屋グランパス戦に間に合うのかどうかは興味深いところだ。

 それを10日の水戸ホーリーホック戦後の記者会見で問われたランコ・ポポヴィッチ監督は「もちろん彼らには戻ってきてほしいと思ってますが、間に合うかどうかは今のところは少し微妙と言わざるを得ない」と発言。おそらく復帰は3月に入ってからになるだろう。

 となれば、ボランチをどうするかを考えなければいけない。1つの解決策として指揮官が水戸戦でトライしたのが、FW知念慶のボランチ起用だ。樋口雄太とのコンビはまずまずで、知念も持ち前の視野の広さや展開力、タテパスをつける技術や精度の高さを披露。指揮官から「知念はクオリティのあるいい選手だというところですね。私の持論ですが、いい選手はポジション関係なくどこでもプレーできると思っています」と絶賛された。


■知念が具現化する「鹿島に足りない部分」


 知念本人は、「徳島との練習試合で岳君がケガしちゃって、3本目に人がいないから『1回やってみてくれ』と。そうしたら『ブラボー! ボランチだ』となって。複雑でしたけど、嬉しいですよね。そこからずっとボランチで練習していました」とコンバートの経緯を明かす。

「後ろでボールを回しながらリズムを作るところは鹿島に足りない部分だと思っていたので、そこは意識して取り組みましたけど、自分の中ではやれているかなと感じます。

 基本的に(ポポさんのサッカーは)、ボールを動かしながら相手のラインを1歩突破したらすぐゴールに最短距離で向かうのが大事。タテパス、強いパスをつけてズレても、前を選んでいれば『ブラボー』となる。せっかく前に運んだのにやめたら『なんで』と言われます」と知念は手ごたえを口にした。

 特に水戸戦前半に出ていた主力組メンバーとは練習回数が多いせいか、阿吽の呼吸が生まれつつあり、停滞することなく強度の高い攻撃を連続して繰り出せる感触があるようだ。


■知念の台頭で佐野海舟の立ち位置は


 知念が短期間でこれだけの進化を遂げたとなれば、アジアカップに参戦していた日本代表の佐野海舟は危機感を覚えて当然だろう。彼は町田ゼルビア時代にポポヴィッチ監督の下でプレー。他の選手よりも指揮官のサッカー観や哲学を理解している分、アドバンテージはあるが、チャブリッチら新戦力との連携面はまだまだこれからだ。

「まだポポさんのやりたいこと、チームとして狙っていることと自分のプレーがマッチしていない。なるべく早くそれを近づけていく必要があると思います。難しいのは、今までテンポを上げなくていいと思っていたところで崩しに行ったり、テンポアップしたサッカーをするんで、1個でも遅れたりしたら狙い通りに行かなくなるし、みんなの動きに合わせられなくなる。そういうところをこれからやっていかないといけないですね」と佐野は神妙な面持ちで語っていた。

 今のところボランチの軸は、トップ下や左右のサイドもこなせてプレースキックも蹴れる万能型の樋口で、彼と相性のいい知念がパートナー最右翼と見ていいだろう。そこに佐野、負傷が癒えるであろう柴崎、今は控え組の船橋佑らも加わって、熾烈な競争が繰り広げられることになる。

 知念は「岳君がいれば自分はFWに戻ると思う」と話していたが、今季はずっとボランチで使われる可能性も否定できない。彼の扱い次第では、佐野の出場機会が大幅に減ることもあり得る。日本代表定着を目指す若きボランチにとってそれだけは避けたいはず。ここからいかにして序列を上げていくのか。それも含めて、今後の動向を慎重に見極めるべきだろう。

(取材・文/元川悦子)




◆【J1鹿島、24年公式戦を目前としたチーム作りの現在地(2)】10番・柴崎負傷の穴は知念が埋めるか――佐野海舟の立ち位置も含めた「2024年・鹿島の中盤勢力図」(サッカー批評)



◆【J1鹿島、24年公式戦を目前としたチーム作りの現在地(1)】(サッカー批評)



アレクサンダル・チャヴリッチ


ポポヴィッチ・鹿島の”脱・鈴木優磨”はいかに――新FWチャブリッチはエヴェラウド同等の活躍の期待も


 1年半指揮を執った岩政大樹監督が昨季限りで退任し、ランコ・ポポヴィッチ監督率いる新体制へと移行した鹿島アントラーズ。そのお披露目試合となったのが、10日のいばらぎサッカーフェスティバル2024・水戸ホーリーホック戦だ。

 鹿島は大卒新人の右SB濃野公人、プロ2年目・19歳のCB津久井佳祐ら若手を最終ラインに起用。宮崎キャンプ中に負傷したボランチ・柴崎岳の穴埋め役に知念慶を抜擢し、2トップに新助っ人FWアレクサンダル・チャヴリッチと土居聖真を配置するというフレッシュな陣容でスタートした。

 ここまでの1か月間、主力組はタテへの意識を高めつつ、連携強化を図ってきたというが、前半21分の先制点も複数の選手が絡む形から生まれる。相手のミスパスを拾ったチャヴリッチがドリブルで中央に持ち込んで展開。右サイドで受けた藤井智也が少しキープし、ペナルティエリア内に上がってきた樋口雄太に折り返し、背番号14は右足を一閃。見事にネットを突き刺した。

「智也が3~4人引きつけてくれた分、僕のとこフリーだったので、意外と冷静にシュートを打つことができた。前半は特にやりたいことっていうのは出たシーンが多かったですし、そこはすごくチームとしても積み上がってきてるものがあると思います」と樋口もチーム完成度が着実に上がってきたことに手ごたえを感じている様子だった。


■チャブリッチの前向きなコメント


 そんな鹿島にとっての最重要テーマは、いかにして鈴木優磨以外の得点源を作るか。2023年は総得点43でそのうち鈴木優磨が14ゴールと全体の約3分の1を記録しており、それ以外の得点源を確立することができなかったことも苦戦の要因だった。

「鈴木優磨以外の得点源は必要。彼以外にもFWはいる。そういう選手たちに期待していた部分もあったが、組織としてうまく点を取る形を作れなかった」と吉岡文重FDは昨季最終節後に発言。これが岩政前監督を解任した最大の理由になっている。

 しかも鈴木優磨本人が目下、顔面骨折で離脱中。本人は今月中にも復帰するくらいの勢いで急ピッチで回復に努めているが、彼がいなくてもいい体制を作らなければいけないのは紛れもない事実だ。

 今季の打開策として期待されるのが、チャヴリッチの得点力だろう。もともとウイングで速さとアグレッシブさを併せ持つ彼は水戸戦前半45分間プレー。背後への抜け出しやボールを収める仕事も見せ、前述の通り、先制点にも絡んだ。

「まずは練習で繰り返しやったことが形に出たのでよかった。今後、自分が点を取るために必要なのは、サッカーの違いに慣れなきゃいけないですし、自分のコンディションを上げ、チームメートとの連携も高めないといけない。そうすれば自然とチャンスは生まれてくると思います」と期待のセルビア人FWは前向きにコメントした。

 彼がフィットしてくれば、鈴木優磨との共存も可能だろうし、鈴木不在時のFWの新たな軸に据えることもできそうだ。本当に得点を重ねられるかどうかは開幕してみないと分からないが、うまくいけば2020年に18ゴールを挙げたエヴェラウド同等の活躍も期待できるかもしれない。期待値は高そうだ。


■樋口のゴールが“ヒント”に


 もう1つの方策は、FW陣に限らない多角的得点パターンの確立。水戸戦の樋口のゴールが1つのヒントになりそうだ。

「僕がJリーグ優勝、ACL優勝した時はどのポジションでも一定数、点が取れる選手が沢山いたので、相手もなかなか的を絞れなかった。それが強さにつながった。今回も雄太がボランチで点決めましたけど、前の4人(チャヴリッチ、土居、藤井、仲間隼斗)が取れるチャンスがあるし、SBも中にポジションを取っていける。そういうチームになっていけると思います」と土居は力を込めた。

 こうした思惑通りに物事が進むか否か…。まずは2週間後の開幕・名古屋グランパス戦が見ものだ。

(取材・文/元川悦子)


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