日刊鹿島アントラーズニュース

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2013年6月6日木曜日

◆日本ベトナム友好年(外交関係樹立40周年)記念親善試合(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/50616

ヤング鹿島、悔しい結果。アウェイでU-23ベトナム代表とドロー。

日本ベトナム友好年(外交関係樹立40周年)記念親善試合に招待された鹿島は、ハノイでU-23ベトナム代表と対戦し、2-2のドローに終わった。小笠原、中田、岩政らベテラン勢がメンバー外となり若手中心で臨んだ鹿島にとって、悔しさと収穫が残る結果となった。

前半、高温多湿の気候に苦しむ鹿島はボールをなかなか前に運べない。右サイドバックにこれが鹿島での初先発となった伊東、さらには前線に土居を配置するなど、この日、ブラジルでのチャリティーマッチ出場のため、欠場したトニーニョ セレーゾ監督の代役として監督を務めた石井コーチは若手を積極的に起用したが、やはり経験不足は否めない布陣となった。

後半に入ってもなかなか主導権の握れない鹿島は、50分、U-23ベトナム代表のVU MINH TUANにFKを直接叩き込まれ、先制点を許してしまった。

しかしこの失点で目が覚めたのか、鹿島は52分、大迫、そして60分、中村が決め、瞬く間に2-1と逆転に成功した。

だが、やはり一国の代表は甘くなかった。80分、GK佐藤がバックパスの処理でミスを犯し、HOANG DANH NGOCに同点弾を叩き込まれる。結局、試合はこのまま2-2のドローで終わった。試合後、石井コーチが「勝利にこだわっていたので、引き分けは」とコメントしたようにどんな試合でも勝利を目指す鹿島にとって、非常に悔しい結果となった。しかし普段、出場機会に恵まれない選手たちが長い時間、実戦を経験するなど多くの収穫があったことも事実。この遠征で学んだことを今後のプレーに生かせば、鹿島の将来を担う選手たちが大きく成長することは間違いない。この悔しさを糧にこれからもきっと努力してくれることだろう。

<ハーフタイム>

鹿島アントラーズ:石井 正忠


U-23ベトナム代表:Hoang Van Phuc


<試合終了後>

鹿島アントラーズ:石井 正忠

勝利にこだわっていたので、引き分けは残念な結果となった。1点目は中盤で崩してからゴール前でも落ち着いてプレー出来た。2点目は相手の隙を突いたが、集中力を常に持った結果での得点だったと思う。(失点は)1点目はFKが壁の間を抜けてしまい、不注意による失点。2点目はプレゼントした形になった。全体的にベトナム代表と同じように攻撃に意欲のある選手が多く、カウンターは脅威だった。

U-23ベトナム代表:Hoang Van Phuc

選手コメント

【中村 充孝】
(セットプレーは)相手が中でごちゃごちゃしていたので、ヤスさんとアイコンタクトでボールをもらい、落ち着いて決める事ができた。試合は勝たないといけなかった。自分も前半と後半に1本づつドルブルからシュートを狙ったけど、決められなかった。決定力の部分が課題として残る。

【大迫 勇也】
(同点ゴールは)相手が飛びこんで来てくれたから、落ち着いて決められた。勝てればよかったけど、いつも出場していないメンバーたちと試合が出来た事はプラスになるし、今後、日本での試合でもプラスになると思う。

【伊東 幸敏】
高温多湿の中だけど持ち味を出そうとガンガン行こうと思ったが、前半は上がるタイミングも要領も悪かった。後半は無難に行ったら安定して良いプレーが出来たと思う。この試合はいい経験になったし、試合でないと分からない事もある。

遠藤選手、土居選手、山村選手のコメントはアントラーズモバイルでご覧ください。

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