日刊鹿島アントラーズニュース

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2013年10月15日火曜日

◆第93回天皇杯全日本サッカー選手権大会 3回戦(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/50620

天皇杯 3回戦 京都サンガF.C.戦

遠藤、ダヴィのゴールで京都に競り勝ち、天皇杯4回戦進出!

先週末のFC東京戦で4-1と快勝し、リーグ戦3連勝を果たした鹿島はこの天皇杯3回戦、J2で現在5連勝、3位と好調の京都をホームに迎えた。本来の攻撃的なスタイルを潜めカウンター主体の京都に苦しみながらも、後半に遠藤とダヴィがゴールを決め、2-1で逃げ切って勝利。4回戦進出を決めた。

鹿島は右サイドバックに西が先発復帰し、ベストメンバーでこの試合に臨んだ。立ち上がりの8分、京都の工藤にフリーでシュートを打たれた場面で肝を冷やしたものの、次第にペースを掴む。17分には西からのクロスボールにダヴィがジャンピングボレーで合わせたが、強烈なシュートは右ポストを直撃。惜しくも先制とはならなかった。その後は、京都がボールをキープする時間帯もあったが、鹿島はセットプレーから山村がヘディングシュートを放つなど、京都ゴールを脅かす。しかし、得点は奪えず、前半はスコアレスで終了した。

後半、鹿島は先制に成功する。54分、左サイドでボールを持ったジュニーニョがドリブルのスピードを上げて対面のDFを振り切る。左足で絶妙なクロスボールを上げると、ファーサイドに走り込んでいた遠藤が頭で合わせ、ゴールネットを揺らした。鹿島は直後の56分にも、左サイドの大迫からのパスを遠藤がまたいでスルーし、走り込んだ柴崎がシュート。ペナルティーエリア内でフリーの状態だったが、強烈なシュートはゴールのわずか上に外れた。

勢いに乗る鹿島は67分、大迫がペナルティーエリアの右側でボールをキープ。対面する京都DFとの一対一に勝ち、縦へと突破すると、冷静に右足でループ気味のシュートを放つ。京都GKに弾かれたボールをダヴィが頭で押し込んで、2点目を奪った。

リードを2点に広げた鹿島だったが、選手交代で打開を図る京都に次第にペースを握られていく。前線の選手を投入した相手に押し込まれ、チャンスを作られる場面が続くと75分に1点を返されてしまう。ドリブルで縦へ突破した横谷にシュートを打たれると、曽ヶ端の手を弾いたボールがゴールへ転がり、スコアは2-1となった。

鹿島は終了間際にも決定的なピンチを迎えたが、事無きを得て、同点ゴールは許さない。試合は2-1で終了し、ホームで京都を破り、天皇杯4回戦進出を決めた。これで公式戦4連勝となった鹿島の次戦は、19日のリーグ浦和戦。宿敵との決戦で勝利を収め、リーグ優勝、そして天皇杯制覇につなげたい。



【この試合のトピックス】
・遠藤がこの日の先制ゴールで、公式戦3試合連続ゴール。しかもヘディングでのゴールはプロ入り2度目。
・ダヴィがこの日の2点目のゴールで、公式戦4試合連続ゴール。
・この勝利で、今季初の公式戦4連勝。
・天皇杯での京都戦は3試合目で、今回が初勝利。
・交代出場を果たした本山が、天皇杯通算50試合出場。


監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ


京都サンガF.C.:大木 武


[試合後]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・この天皇杯という大会はトーナメントなので失点をしてはいけない。それがゲームプランの基礎となり、ハーフタイムではリスクマネージメントについて強調した。
・京都というチームは決して守備的なチームだとは思っていないが、この大会に合わせた戦い方をしてきた。1点取られてしまえば、後ろに引かれると思ったし、相手にはスピードのある選手が多いので、こちらの攻撃時に守備のことも意識しなければいけなかった。事実、相手のチャンスはこちらのセットプレーを防がれてからのカウンター。ここをしっかりケアする必要があった。
・先制点を取って、追加点が入って、そこからゲームコントロールできれば良かった。しかし相手が前がかりに来て、こちらの攻撃陣より守備陣が目立つようになった。もっと落ち着いてボールを保持して攻められれば良かったと思う。最後はアントラーズを護ってくれている神様に感謝したい。同点にされてもおかしくはなかった。
・トーナメントなので、勝ったということはいいこと。しかし今日の出来は我々の本来の力ではなかった。

京都サンガF.C.:大木 武
鹿島は強かった。隙を見せると、決定的なチャンスになる。その強さを身を持って感じたというのが、今日の感想。今日の負けを次に生かしたいし、これでリーグに集中できることは事実。残念だが、そう考えて次の試合に切り替えたい。90分通して、自分たちのペースで戦うといのは鹿島相手に虫が良すぎる。確実に決めたいところもあったが、それを外してしまうのも、サッカー。必然的に力のある鹿島にやり替えされた。しかし1点も返したし、何とか食い下がる姿勢は見せられたと思う。


選手コメント

[試合後]

【遠藤 康】
ジュニのクロスが凄く良かったので、たまたま点が入ったし、たまたまヘディングだった。スペースがあったので、チャンスはあった。でも前半は自分たちが負けてもおかしくない内容。気を取り直して後半に挑んだ。あの様な相手との試合を続けていけば、チームのレベルは上がる。京都は面倒な相手だけど、非常に良いチームだと思う。

【山村 和也】
いつも最後にやれらてしまう。京都は流動的に入ってくるので、マークについて行く事を意識してやっていた。実力のあるチームだし、厳しい試合になると思っていた。終盤に決定的な場面が増えて来るので、そういう場面でしっかり対処できるようにしないといけない。

【青木 剛】
一発勝負のトーナメント戦で、勝利で終われた事は良かったけど、内容的にはもう少し良く出来る部分もあった。そこは、しっかり見直して次に出来れば良いと思う。スカウティングでは4-3-3だったが、今日は4-4-2だった。こっちのシステムにはめてきたと思う。1点返されてから相手も勢いを持った部分があると思う。最後まで上手く戦えるように出来れば良かった。

本山選手、大迫選手のコメントはアントラーズモバイルをご覧ください。

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