日刊鹿島アントラーズニュース

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2014年3月14日金曜日

◇日本初無観客試合に選手は「残念」 清水サポは“いいかげんにして”(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/03/14/kiji/K20140314007768280.html



 23日の浦和―清水戦が無観客試合に決まったことを受け、両チームの選手、サポーターにも衝撃が走った。浦和は処分決定前の午前中に全体練習。35歳のベテランGK山岸は「選手としては残念な気持ちがあるけど、終わってしまったことは取り返しがつかない。幸せな埼スタを取り戻すため、日々の積み重ねをしていくしかない」と言葉を絞り出した。

 一方の清水は15日のC大阪戦に向けて非公開で調整。FW高木俊は「大観衆の前で試合がやりたかったが、できなくて残念です」と神妙な面持ちで話した。

 サポーターの反応はさまざまだった。サポーター歴10年以上という、さいたま市の男性会社員(24)は「レッズの応援は熱さが一番だが、方向を間違えてはいけない。これを教訓にして平和になればいい」と話し、再発防止を願った。同市内の喫茶店では、チーム設立当初から熱烈なサポーターのマスター(46)が「掲示をすぐに止められなかったクラブやサポーターにも責任がある」と理解を示し、当面は横断幕や旗の使用が禁止されるが「横断幕がなくても応援できる」と力を込めた。

 清水サポーターのツイッターでは「せっかくチケットも用意して行く準備万端だったのに…」と無観客試合を残念がるつぶやきが見られた。清水は昨年8月のホーム浦和戦の試合前、選手が乗ったバスに浦和サポーターから爆竹などを投げつけられる被害に遭っている。それだけに、ツイッターでは「いいかげんにしてくれないか?」と批判的な投稿も見られた。浦和の淵田社長は「エスパルスにおわびにいかないといけない。無観客試合で清水サポーターには申し訳ない」と会見で話した。

 ≪5番目に重い処分≫

 ▽Jリーグのクラブへの制裁 「無観客試合の開催」は1月のリーグ規約改正で新たに設けられた処分。制裁は9種類で、
 (1)けん責
 (2)制裁金(1件につき1億円以下)
 (3)中立地での試合開催
 (4)無観客試合の開催
 (5)試合の没収
 (6)勝ち点減(リーグ戦の勝ち点を1件につき15点を限度に減ずる)
 (7)出場権剥奪(カップ戦での違反行為に対し、次年度の出場権剥奪)
 (8)下位ディビジョンへの降格
 (9)除名(総会で4分の3以上の多数による議決を要する)
と定められている。今回の制裁は、リーグ戦に限れば重い方から5番目となる。

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