日刊鹿島アントラーズニュース

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2014年4月7日月曜日

◆【J1:第6節 G大阪 vs 鹿島】トニーニョセレーゾ監督(鹿島)記者会見コメント(J's GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00170626.html

4月6日(日) 2014 J1リーグ戦 第6節
G大阪 0 - 2 鹿島 (16:03/万博/12,899人)
得点者:38' ダヴィ(鹿島)、83' カイオ(鹿島)
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●トニーニョセレーゾ監督(鹿島):
「こんにちは。なんでも質問してください。こんなに記者が多いとプレッシャーがかかりますね。質問は何もないですか? では、私のほうから話します。
非常にタフな厳しい試合を予想していました。それは1つはG大阪が抱える選手の質、技術的な能力は非常に高いものがありますので。その中で一番大事なのは戦術的な規律になってくる。いかにして、彼らが技術やサッカーの能力を発揮できるスペースと時間が与えないかが重要だった。それをチームとしてしっかり意識してできたと思う。
G大阪の中盤というのは、ショートパスで相手を食いつかせて、相手が焦れったくなって出たところでまた背後をとって、3人目が動いていくという繰り返しのサッカー。それを選手たちが意識した中で対応がしっかりできたと思う。それができれば逆に相手が焦れて、出てくるところ、時間帯が生まれてくる。それによって我々が使える大きなスペースが増える状況になって、そこをうまく使えたと思う。
後半に関しては、ゲームマネージメントの部分で、先制していましたから、まず守備を重点に置きながらやったところでまたチャンスを作り出すこともできた。別に守備的ではなくて、戦術的に相手にスペースを与えない、考える時間を与えないということの徹底をチーム全員でできたのが良かった。そういう意味では、今日は単なる勝利というより戦術的な勝利だと思います。特に選手たちの規律に対する忠実心が非常によかった。その中で秀でた仕事をしたのが、柴崎選手だ。相手が与えてくれたスペースの中で非常に有効的に飛び出したり、ボールを受けたりできた。それは目立ったところだったと思う。
あとは前半、天候的なことは考慮した。サッカーにおいて風は重要な役割がありますが、前半立ち上がりから15分くらいまで、パスミスが目立ちました。あと風下にいる時に重要なのは、極力味方の足元に出すということです。例え使えるスペースがあったとしても、風の状況や向きを考えながらパスを出さないといけない。同じグラウンドでも止まる時、伸びる時があるわけで、そういうことも考慮しなくてはいけなかった。そのこともハーフタイムに話をして、うまく修正ができたんじゃないかと思う。
あとは前半、おそらくG大阪は、左サイドの藤春をうまく活動させようという狙いが見えたので、試合中にうちの右サイドバックをステイさせる指示を出した。それによって相手の特徴を…食いつかせて逆を生かしたいということも抑えることができた。サイドバックとサイドハーフのユニットというところで、うちのハーフの献身的な犠牲心を持ったプレーが非常に良かったと思う。
後半はG大阪が同点に追いつかないといけないのでリスクを負って出てきたところで効果的なカウンターを仕掛けられたし、点差以上のチャンスが存在したと思います。特に両チームの技術が非常に目立つ試合の中で、我々の方が目的意識のところ、あるいはゴールを目指すという部分で、少し相手を上回っていた部分があったんじゃないかと思う。
交代についてですが、梅鉢選手を入れて柴崎選手を1つ前にしたのは、G大阪の遠藤選手に対する圧力、自由を与えないところを狙いとしていました。彼が前後半ともおそらくボールに触れる回数が一番多い選手なので、彼がボールに触れる回数、時間を少しでも制限できればという狙いがあった。遠藤選手から野沢選手への交代については、遠藤選手がずっと連戦で試合をやり続けているので、今日は戦術的な規律が重要だったし、そこで野沢を入れた。彼もまた技術がしっかりした選手だし、少しでもボールを前で収める時間ができれば、ためをつくることができれば、チームがひと呼吸作れる状況になる。あと、カイオ選手からジャイール選手への交代は、どうしてもパワーダウンしたところが見えたので、そこで似たような特徴の選手を入れた。3人とも非常に規律を守る意識を持ってやってくれた。
今日は残念ながら、土居選手がそのポジションにおいて光った存在にはならなかった、攻撃については。でも21歳の若い選手として守備の部分で犠牲心をもって献身的にやった姿は評価したいし、若手はまずそういった運動量と戦う意識を持ってやらなければいけない。そういった基本的なところはやってくれたので良かったと思います。
…ちょっとしゃべり過ぎましたね(笑)。これでもう、皆さんが聞くことはなくなったかもしれません(笑)」

以上

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