http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20140506-OHT1T50287.html
◆J1第12節 鹿島1─2名古屋(6日・カシマスタジアム)
W杯のサプライズ代表入りを目指す鹿島のMF柴崎は、前節(3日)の柏戦に続き見せ場を作れなかった。「自分たちのサッカーができなかった。ここ2試合は内容が薄い」と悔やしそう。本職のボランチでなく、今季初めてトップ下で先発。何度かスルーパスを狙ったものの、決定機は演出できなかった。1点リードされた前半41分、MF土居が投入されてボランチに戻った。「試合をやっている以上、どこのポジションでもスタンスは変わりません」と平常心を強調した。
今季序盤はMF小笠原とのダブルボランチでチームの快進撃を支えた。しかし、中2日、中3日の連戦が続くゴールデンウイークの過密日程に苦しんだ。トニーニョ・セレーゾ監督(59)は「驚くべきはベテランが動いて、年齢が半分ぐらいの選手が走れていない」と、柴崎ら若手の運動量の少なさを指摘した。
今季は試合途中からたびたびトップ下でも起用されており、先発でも機能すれば代表での大きなアピールになったはず。それがシュート0本に終わり、21歳の若きエース候補は「分析して修正します」と雪辱を誓った。