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[8.2 J1第18節 鹿島5-1広島 カシマ]
鹿島アントラーズがホームでサンフレッチェ広島に5-1で勝利した。3戦連続引き分け中だった鹿島だが、うっ憤を晴らすかのような大勝劇だった。
スーパーゴールも決まった。2-1と1点リードして迎えた後半25分、左サイドからのCKを獲得した鹿島は、MF小笠原満男がペナルティーアークより外にボールを上げるサインプレーを見せる。ここに走り込んだのはDF西大伍。右足ダイレクトで合わせると、シュートは一直線にゴールに突き刺さった。
今季ここまでのNo.1ゴールと言っていいようなスーパーゴールだったが、このパターンのゴールは日本代表の伝説のゴールシーンと重った方も多いはずだ。2000年のアジア杯準々決勝のイラク戦で後半8分に中村俊輔のFKを現解説者の名波浩氏がダイレクト左足で合わせた場面。この完璧なボレーシュートは今でも語り草となっている。
今回の西の見せたGKも全く触ることが出来なかったという点では、“名波ボレー”以上のゴール。今季は若手の台頭に苦しんでいた26歳が、存在感を今一度示す、意地の今季初ゴールを決めた。