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日本代表MF柴崎岳(鹿島)のA代表デビューが確実になった。ハビエル・アギーレ監督は9日のベネズエラ戦(日産ス)で柴崎を先発起用することを認め、セットプレーのキッカーにも指名した。
5日のウルグアイ戦(0-2)では、左サイドからのCKをFW岡崎慎司が蹴るなど、右足のプレースキッカー不在という問題が浮き彫りになったアギーレジャパン。この日の記者会見で「明日の試合では柴崎が右足のキッカーになるのか?」と聞かれた指揮官は「シバ(柴崎)がプレーして、しかもキッカーであるというのは事実ですから、あなたは占い師か何かでしょうか?」と笑顔で応じた。
柴崎自身は「自分のキックの質は短い時間であまり理解されていないかもしれないけど、狙ったポイントに蹴ることをしっかり意識したい。監督の言っているポイントに蹴ることはみんな分かっていると思うし、そこに落とし込めばチャンスになると思う」と語る。
これまでMF遠藤保仁が背負ってきた7番を付け、セットプレーのキッカーの“後継者”にも指名された柴崎。“ポスト遠藤”としての期待も大きいが、「試合前はいつもと同じスタンスで臨む。注目度が高い試合であるのは分かっているし、緊張感のある試合になると思うけど、自分の臨むスタンスはいつもと変わらず、同じ心構えでやりたい」と平常心を貫いた。
(取材・文 西山紘平)