http://www.hochi.co.jp/soccer/world/20141110-OHT1T50034.html
◆ドイツ・ブンデスリーガ フライブルク2―0シャルケ04(8日・メガ・ソーラー・シュタディオン)
【レバークーゼン(ドイツ)8日】日本代表に復帰したシャルケ04のDF内田篤人(26)が、アウェーのフライブルク戦で左腕を負傷した。競り合って倒れて手をついた際、相手から左腕に乗られ激しく痛みを訴えた。試合は0―2で敗れた。マインツFW岡崎慎司(28)はレバークーゼンとのアウェー戦にフル出場したが2戦ぶりにノーゴールに終わり、0―0で引き分けた。
問題の場面は試合終了間際に起きた。競り合いの中で内田が手をついてうつぶせに倒れたところ、相手選手の体重が左前腕にかかる形となった。内田は痛みに顔をゆがめてうずくまった。
「最初は折れていたかと思ったけど、大丈夫でしょう」と内田。負傷後もプレーを続け、フル出場していた。クラブ公式の日本語版ツイッターでは試合後すぐに、骨折の疑いがあるため9日に精密検査を受ける予定があると明らかにした。
5日にアギーレ監督から初めて、日本代表に選出されたばかり。負傷していた右膝は完治していないにもかかわらず、招集に応じることを決意した。アギーレ・ジャパンの編成はこれで3度目だが、過去2度では右サイドバックに有力な後継者は現れなかった。ホンジュラス戦とオーストラリア戦のメンバー発表会見でアギーレ監督は「勝ちにいく」と明言。「勝ち」へ期待をかけられた新メンバーの1人こそが内田だった。
チームは公式戦2連敗。「こういう状態で離れるのは悪いなと思う」と、試合後の時点では代表合流に変更がないことを示唆していた。もし代表合流が見送られた場合、アギーレ監督のアジア杯連覇へ向けた青写真に狂いが生じることは避けられそうもない。