日刊鹿島アントラーズニュース

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2014年12月16日火曜日

◆武藤、柳沢&中田の思い継ぐ!15日アジア杯代表発表(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/japan/20141215-OHT1T50034.html


 ◆東日本大震災復興支援チャリティサッカー2014 東北ドリームス12―8JAPANスターズ(14日・ユアスタ)

 日本代表FW武藤嘉紀(22)=F東京=が仙台で行われたチャリティーサッカーで3得点。アジア杯での活躍を誓った。同杯メンバーは15日に発表される。

 一足早いクリスマスプレゼントだった。前半2得点を挙げて途中交代したJAPANスターズ主将のMF武藤が、後半39分に再びピッチに立った。見慣れたユニホームではなく、サンタクロースの衣装をまとった姿。同44分の右足弾でハットトリックを達成すると、1万1475人が大きく沸いた。「勇気や元気を与えられた。楽しんでやれたし、逆に自分が力をもらった部分もある」とほほ笑んだ。

 試合前のミーティング。イレブンは、2011年3月11日の映像を目に焼き付けてゲームに臨んでいた。震災当時のビデオを流したのは、4度目の開催で初めてのこと。津波に押し流される家々。逃げまどう人々。東北ドリームスMF小笠原主将は「何があったか、言葉よりも映像の方が伝わる。今日はそういう試合なんだと。お客さんを喜ばせたいという気持ちになるはず」と狙いを明かした。

震災の映像に 震災時は高校3年生だった武藤も、「つらい思いをしている人は、まだたくさんいる」と映像にあらためて胸を打たれた。慶大入学後、友人らと使わない洋服を支援物資として被災地へ送るなどしていたが、「今回はサッカーを通じて喜んでくれる姿を直接見せられた。サッカー選手という職業で良かった」とうなずいた。

 15日には、連覇がかかるアジア杯代表メンバーが発表される。武藤は試合後、今季限りで引退するFW柳沢とMF中田の元日本代表コンビに背中を押された。「2人から、お前がこれからは頑張っていけと言われた。代表を支えてきた2人のような選手になっていきたい。日の丸を背負う自覚を持ち、最高のパフォーマンスを出したい」。大舞台で躍動し、被災地にもさらなる勇気を与えるつもりだ。(細野 友司)

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