日刊鹿島アントラーズニュース

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2014年12月16日火曜日

◆柳沢「幸せ」最後の雄姿!本拠ユアスタでサヨナラゴール(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20141214-OHT1T50272.html



 ◆東日本大震災復興支援チャリティサッカー2014 東北ドリームス12―8JAPANスターズ(14日・ユアスタ)

 東日本大震災復興への貢献を目的とし、日本プロサッカー選手会主催で行われた。今季限りでの現役引退を表明しているJ1ベガルタ仙台の元日本代表FW柳沢敦(37)が、東北ドリームスで先発出場。0―3で迎えた前半15分に、右足で技ありのゴール。ファンの前で2得点を決め“有終の美”を飾った。

 思いを込めた一撃がゴールネットを揺らすと、ユアスタが沸いた。3点をリードされた前半15分だ。またぎフェイントでDFをかわすと、右足を振り抜いた。ボールはゴール右隅へ。直後には尊敬する横浜FCのFW三浦知良(47)の代名詞でもある“カズダンス”も披露。「一度はやってみたかった。恥ずかしながらもチャレンジした」と笑顔で振り返った。

 約4000人の被災者が招待されたゲーム。11年から復興支援に携わってきた37歳は、プレー以外でも見せた。前半3分の直接FKのチャンス。柳沢の発案で、GKを含めた10選手がボールを蹴るフェイントをした後、蹴らずに素通りした。最後に残った柳沢が右足でシュート。壁に当たってはね返されたが、会場は大喜びだった。

 前半22分にベンチに退いたが、後半32分から再びピッチへ。3分後には相手GKをかわし、無人のゴールへ右足で流し込んだ。その直後に、37歳を胴上げした鹿島MF小笠原満男(35)は「まだ(現役で)やれる。ヤナさんと一緒にプレーできてうれしかった」とねぎらいの言葉をかけた。

 試合後には“引退セレモニー”も行われ、会場からは大きな拍手が送られた。「最後のホームグラウンド。幸せな時間でした」。感謝の思いも込めて、声援に応え続けた。「サッカーを通じて、さらにこういう活動を増やしていければ」と柳沢。引退しても被災地への思いは変わらない。今後もサッカー人として、可能な限りの支援を続けていく。(高橋 宏磁)

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