日刊鹿島アントラーズニュース

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2015年6月12日金曜日

◆ジーコ氏、会長選出馬表明!FIFA改革へ決断(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/world/20150611-OHT1T50240.html

 元サッカー日本代表監督でブラジルサッカー界の英雄・ジーコ氏(62)が10日、リオデジャネイロで記者会見を行い、次期FIFA会長選出馬のため現行規定の変更を要求した。規定では会長選出馬には、少なくとも加盟5協会の推薦が必要。公式な場で出馬表明したが、規定が変わらなければ取りやめる考えを示して、制度改革を迫った。

 ジーコ氏は地元ブラジル連盟との関係が悪いため、立候補に必要な推薦をとりつけるのが難しいとみられている。「規定の改正が当然、必要だ。現在のルールでは、私が立候補できる可能性は極めて薄い」と認めた上で「規定こそが腐敗の温床だ。私はロビー活動に大枚をはたくつもりはない。FIFAの会長はサッカー界への貢献を評価されて選出されるべきだ」と訴えた。英BBC放送の電子版によると、会長選を行う臨時総会が12月16日にチューリヒで開かれる可能性が高いという。この臨時総会の開催日程を話し合う臨時理事会は7月に行われる見込みだ。

 ジーコ氏は「私は62歳だが、FIFA会長を2人しか知らない。アベランジェ(前会長)とブラッター(現会長)だ。たった2人でサッカーを取り仕切っていていいのか? 受け入れがたいことだ」と大勢の記者に囲まれ、改革の必要性を主張した。先代のアベランジェ氏は24年、ブラッター氏は17年在任している。

 日本代表を率いて2006年W杯ドイツ大会に出場したジーコ氏は、ギリシャ、ロシアなどで監督を務めただけでなく、ブラジルでスポーツ大臣を担当し、政治家としての経歴を持っている。

 同氏はまた、ブラジル連盟のデルネロ会長の辞任も要求。汚職容疑で逮捕されているマリン前会長との関係が深いことが知られており「逮捕された瞬間に関係が切れるはずがない」と自国メディアによる辞任要求を後押しした。

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