日刊鹿島アントラーズニュース

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2015年6月21日日曜日

◆2ステージ制に疑問(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20150621/jle15062105000006-n1.html

 ペトロビッチ監督のポゼッション(ボール保持)サッカーという土台は同じだが、守る意識が強くなったことが優勝の大きな要因だろう。昨季まではボールを奪われた後に悔しがったり、転んだままの選手が目についたが、今季はすぐ守備に切り替えるようになった。2ステージ制は負けないことが重要。「攻撃が持ち味」と話していたDF槙野も、無理な攻撃参加が減った。

 日本代表レベルの選手が多いと、アピールのため個人プレーに走りがちになる。特に毎年積極的な補強を繰り返す浦和が、チームとしてまとまるのは難しかったと思う。それでも選手からは「チームの状況は悪くない」という話を個人的に何度も聞いた。目標に向かって一致団結し、成熟した、大人のチームになった。

 第1ステージは優勝したが、第2ステージもこのままいけるとは限らない。昨季は終盤に失速して優勝を逃しており、第2の黄金時代を迎えられるかの正念場になりそうだ。もし大失速でもすれば、第1ステージ優勝の意義も問われかねない。本来、リーグ戦は長い期間をかけてチームを作るもの。個人的には本当にこの制度でいいのか、という疑問は残る。 (サンケイスポーツ専属評論家)

(紙面から)

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