日刊鹿島アントラーズニュース
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2015年6月3日水曜日
◆欧州組にも容赦なし!鬼ハリル監督、“心拍数”に呼び出し&ダメ出し(サンスポ)
http://www.sanspo.com/soccer/news/20150603/jpn15060305050001-n1.html
サッカー日本代表欧州組合宿(2日、千葉県内)「体脂肪率」の次は「心拍数」にダメ出し! 合宿2日目は午前中にインターバル走が行われ選手の心拍数が計測された。バヒド・ハリルホジッチ監督(63)は午後の練習前に、数値の良くなかったFW原口元気(24)=ヘルタ=ら4選手にダメ出し。改善を要求した。16日の2018年ロシアW杯アジア2次予選・シンガポール戦(埼玉)に向け、緻密にコンディション作りを進める。
初夏の日差しが和らぎはじめた午後練習の冒頭。ハリルホジッチ監督が眉間にしわを寄せ、FW原口、FW大迫、MF清武、DF酒井宏の4人を呼び寄せた。
「心拍数の回復に、改善の余地がある」
手に持った紙を見せながら、約10分間のダメ出し説法だ。午前の練習では欧州組8人が胸や手首に心拍計を巻き、ピッチ半周を30秒で走るインターバル走を12本敢行。その計測結果をグラフ、数値で表していた。
緻密なコンディション作りがハリル流の特徴。前回3月の合宿では体脂肪率を計測し、指揮官が求める「12%以下」の基準に満たないFW宇佐美(G大阪)らに苦言。そして今回は、心拍数だ。
「しっかり管理されている感じ。大事なことなので、積極的に取り組みたい」。清武が表情を引き締めれば、新体制で初招集の原口は「まさかここまでやるとは…。厳しいけれど、もっと上に行くため」と納得した。
もちろん、選手を叱責する材料を集めることが目的ではない。個々の体調を十分に把握し、最適な練習メニューを作成するため。この日は合宿初日に計測した心拍数を基に、選手によってインターバル走の距離を2メートル単位で微妙に変えた。酒井宏が最も長い165メートルで、GK川島は159メートル。甘やかさず、厳しすぎず。計算ずくで負荷をかける。
午前、午後ともにみっちり2時間の練習。最後のメニューを終える笛が響くと、夕暮れのピッチに川島や清武がへたり込んだ。「シーズン後にここまで走ることはなかった。いままで通りではいけないということ」とMF長谷部。モーレツ監督の熱血指導に、食らいつく。 (浅井武)
★前回は体脂肪率
3月の合宿では招集した29選手の体脂肪率を計測。その後、東京都内で開催されたJ1、J2の実行委員会で個々の数値を見せながら「国内組はフィジカルの準備ができていない」とダメ出し。資料では11%未満が合格で11%台は黄色、12%以上は赤で記された。14.1%と3番目に数値が高かった宇佐美について「期待しているが、たくさん変えないといけない」と語った。
心拍数(しんぱくすう)
一定の時間内に心臓が拍動する回数。一般成人の平均は1分間で60~70回程度とされる。スポーツ選手の場合、練習などで心臓の筋肉が鍛えられるため心拍数が少ないことが多い。心拍数が少ないほど持久力などの運動機能が高まり、シドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子さんのように1分間で30~40回という選手も多い。
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