日刊鹿島アントラーズニュース
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2015年10月3日土曜日
◆地域プロスポーツ、Jリーグから学ぶ 立命館大で特別講座 国内初、単位認定も 滋賀(産経ニュース)
http://www.sankei.com/region/news/151002/rgn1510020010-n1.html
地域密着のプロスポーツクラブの運営を学ぼうと、立命館大は、びわこ・くさつキャンパス(草津市野路東)でサッカーJリーグの職員を講師に招く特別講座を始めた。立命館とJリーグが提携し実現。受講者は単位も取得できる。大学でJリーグの職員が講義し、単位認定も行うのは国内初の試みという。Jリーグの成功体験から、スポーツによる地域振興策を学ぶ試みとして注目されそうだ。
講座は全15回。このほど開かれた第1回では、村井満チェアマン(理事長)が講師を務め、スポーツ健康科学部と経済学部の学生ら約100人が受講した。
村井氏はJリーグの今後の課題や、地域貢献への取り組みを説明。スタジアムでのトイレ拡張や屋根の整備など、快適な観戦の環境をつくる▽各クラブのホームページをJリーグが一括管理し、専門家に運営を任せることで、ホームページに共通性をもたせる、など今後取り組む改善点を説明した。
また、各クラブの取り組み例をあげながら、地域貢献の手法を説明。川崎市の川崎フロンターレは、市内の小学生向けに算数ドリルを制作している。ドリルでは選手が登場し、サッカーに関係した問題などを出題。サッカーを通じて勉強を楽しみ、クラブを身近に感じてもらう狙いがある。
また、茨城県鹿嶋市の鹿島アントラーズは、本拠地の県立カシマサッカースタジアム内に、地域住民向けのクリニック「アントラーズスポーツクリニック」を開設。最新の医療設備を導入した整形外科、リハビリテーション科を備えて地域に開放し、スポーツを通じた健康づくりに生かしてもらうことを目指している。
Jリーグと学校法人立命館は、平成26年5月にスポーツマネジメントの人材育成や地域振興など社会貢献活動などの業務提携に関する合意書を締結した。
既に今年5月から社会人を対象にした講座を東京都千代田区の東京キャンパスで開講しており、Jリーグなど日本のプロスポーツ界の将来を担う経営者候補の育成に取り組んでいる。今回、学生にも学んでもらおうと開講を決めた。
村井氏は「スポーツ界で働きたいという学生がいるが、スポーツ界というのは狭い世界ではなく、様々な面で社会とつながっていることを知ってほしい。スポーツの現場で働くということと、Jリーグの地域貢献などを学んでほしい」と話した。
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