日刊鹿島アントラーズニュース

Ads by Google

2016年6月16日木曜日

◆浦和、痛恨4戦連続0点でV絶望的…興梠「はがゆい」(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20160616/jle16061605030003-n1.html

サポーターの怒号などが飛び交う中、浦和イレブンは深々と頭を下げた

 明治安田J1第1S第10節最終日(15日、市立吹田スタジアムほか)アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の影響で未消化となっていた2試合が行われ、浦和はアウェーでG大阪に0-1で敗れた。1試合消化は少ないが、優勝は絶望的となった。G大阪は日本代表FW宇佐美貴史(24)が決勝点。広島はU-23日本代表FW浅野拓磨(21)の先制点を守り切れず、敵地でFC東京と1-1で引き分けた。18日の第16節で川崎の初のステージ優勝が決まる可能性がある。

G大阪に敗れ、肩を落とす浦和イレブン=吹田スタ

 ついに崖っぷちだ。G大阪に0-1で敗れ、浦和の逆転Vの可能性はもはや風前のともしび。帰りの選手バスに、赤いサポーターから容赦ない罵声が浴びせられた。

 「リスク管理の甘さと連戦の疲れで負けた…」

 ペトロビッチ監督がうなだれた。選手の疲労を考慮し、前節の鹿島戦から先発5人を入れ替える荒療治に出たが、それも失敗に終わった。

 日本代表MF柏木を起点に両サイドと中央から偏りなく攻め立てた。だが、リオ五輪のOA枠候補で後半から途中出場のFW興梠らがシュートを放つもゴール前のプレーに精度を欠き、決定機は少なかった。

 5月8日の大宮戦までは8試合で7勝1分け。それが同12日、燃費不正問題の影響で、クラブの過半数の株を保有する三菱自動車が日産自動車の傘下に入ることが発表されると、歯車が狂い始めた。同14日の新潟戦(埼玉)から4戦勝ちなし(2分2敗)、しかもチームとしては約5年ぶりの4試合連続無得点の屈辱だ。興梠はOA枠には言及せず「はがゆい…。相手も守り切ろうとしてスペースがなかった。最近はチャンスが少ないように思う」と唇をかんだ。

 「今は我慢。いいときのイメージを思い出して、やるしかない」

 日本代表DF槙野が自らに言い聞かせるように語気を強めた。残り3試合。18日に首位川崎が勝利した時点でV逸が決まる。昨季の第1ステージを無敗で制した名門に奇跡は訪れるか。 (宇賀神隆)

★優勝の行方

 残り試合は首位川崎(勝ち点34)と2位鹿島(同33)が2試合、3位浦和(同27)が3試合。18日に川崎(対福岡)が勝つと勝ち点37となり、浦和が残り試合を全勝した場合の同36を上回るため、V逸が決まる。鹿島の最大勝ち点は39。川崎が2連勝すれば同40となり、初優勝が決まる。

Ads by Google

日刊鹿島

過去の記事