日刊鹿島アントラーズニュース

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2016年9月17日土曜日

◆【鹿島vs磐田プレビュー】1stステージ王者が再浮上へ 厳しい台所事情で小笠原が先発復帰か(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20160916/493903.html?cx_cat=page1



■鹿島アントラーズ けが人相次ぎスタメン入れ替え、柴崎の配置転換で浮上のきっかけをつかめるか

 アウェーの柏レイソル戦で0-2と完敗を喫した鹿島は今節、ホームに磐田を迎える。遠藤康、西大伍、ファン・ソッコは試合に出られる状態ではなく、依然として台所事情は厳しい。その中で石井正忠監督は前節からスタメンを入れ替える見込み。鈴木優磨の右MFに、ボランチから柴崎岳を上げ、ボランチには小笠原満男を先発復帰させるプランを用意している。

 ゴール前で迫力を出し、試合終盤に得点を記録してきた鈴木は、確実にチームの戦力になりつつあるが、柏戦ではプレーの粗さからチームのチャンスをふいにするミスも目立った。その鈴木に代わり、本職はボランチの柴崎を前に出す。苦肉の策であることに違いはないが、状況判断とパス精度に優れる10番の起用で、チャンスの質を上げることが期待できる。また、小笠原の復帰で、時間帯によって戦い方に変化をもたらすこともできそうだ。

 1stステージ優勝ですでにチャンピオンシップ進出を決めているが、2ndステージは11位と低迷。柏戦後にはスタンドからブーイングを飛ばしたサポーターのためにも、チームを上昇気流に乗せるためにも、ホームでは勝ち点「3」が求められる。かつてナショナルダービーと呼ばれ、しのぎを削ってきた磐田との一戦を、チーム浮上のきっかけとしたい。(totoONE編集部)

■ジュビロ磐田 攻撃陣は好調も守備のテコ入れが急務、苦手な敵地で勝ち点奪取なるか

 磐田はヴィッセル神戸戦で守備が崩壊し、4失点した。警戒していたレアンドロとペドロ・ジュニオールを抑え切れず、2点ずつを奪われる散々な内容だった。金崎夢生や赤崎秀平ら強力攻撃陣を擁する今節の鹿島戦に不安が残る。

 追い打ちをかけるように、左足太もも裏の肉離れから復帰した大井健太郎が再び痛めて長期離脱を余儀なくされた。守備の立て直しが急務の中、ディフェンスリーダーも欠く苦しい状況だ。最終ラインはパパドプーロスを3バックの中央に置き、右は櫻内渚が起用される見通し。ボランチは山本康裕が入り、左ウイングバックには高卒2年目の石田崚真がリーグ戦初先発する可能性が高い。連係不足は否定できないが、チャンスが巡ってきた選手たちの奮起を期待したい。

 攻撃陣は好調だ。神戸戦では2点差を追いつく粘りを見せ、アビスパ福岡戦に続いて3得点。小林祐希のヘーレンフェーン移籍後にトップ下に定着した川辺駿が新ポジションで初得点を挙げるなど、周囲との連係を向上させている。エースのジェイも2得点。16試合で12ゴールを挙げるストライカーの得点力に期待が掛かる。

 カシマスタジアムでは4勝1分15敗と大きく負け越している。名波浩監督にとっても、現役時代に何度も悔しい思いをした地だ。苦手とする敵地戦に向け、チームは15日に現地入りした。試合2日前に移動すると昨季から全勝中のジンクスは、鹿島にも通用するか注目だ。(totoONE編集部)

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