日刊鹿島アントラーズニュース
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2016年10月15日土曜日
◆香川の左足ボレーが原口のハンド誘いPKも…上位対決は1-1ドロー(ゲキサカ)
http://web.gekisaka.jp/news/detail/?200934-200934-fl
[10.14 ブンデスリーガ第7節 ドルトムント1-1ヘルタ・ベルリン]
ブンデスリーガは14日、第7節1日目を行い、MF原口元気の所属する2位ヘルタ・ベルリンは敵地でMF香川真司所属の3位ドルトムントと対戦し、1-1で引き分けた。原口は左サイドハーフで開幕から7試合連続のフル出場。ベンチスタートの香川は後半15分から途中出場した。
MFゴンサロ・カストロ、DFラファエル・ゲレイロらインサイドハーフのポジションを争うライバルに故障者が続出し、開幕戦以来の先発が予想されていた香川だったが、ふたを開けてみれば、この日もベンチスタート。MFユリアン・バイグルとMFセバスティアン・ローデがダブルボランチ気味の4-2-3-1でスタートし、トップ下の位置にはMFマリオ・ゲッツェが入った。
前半6分、そのゲッツェのスルーパスから右サイドのスペースを突いたMFクリスティアン・プリシッチのクロスをファーサイドのMFエムレ・モルが左足ボレー。両サイドハーフが決定機を演出したが、シュートは大きく枠を外れ、先制点とはならなかった。
その後は原口が起点となってヘルタがチャンスをつくる。前半17分、左サイドを縦に突破した原口のマイナスのクロスをPA外のMFアレクサンダー・エスバインが左足ダイレクトで狙うが、ゴール上へ。同29分には自陣から原口が前線にロングパス。DFラインの背後を取ったMFバレンティン・シュトッカーが左足でシュートを打ったが、これも枠を捉えられなかった。
スコアレスで折り返した後半6分、ついにヘルタがゴールをこじ開ける。右サイドのスローインからボールをキープしたFWベダド・イビセビッチがヒールパス。PA内右に切れ込んだシュトッカーが右足でニアサイドを破り、先制点を奪った。
1点を追う展開となったドルトムントは後半15分に2枚替え。ローデとゲッツェを下げ、香川とMFウスマン・デンベレを投入した。バイグルをアンカーに香川とデンベレがインサイドハーフを務める4-1-4-1にシステムも変え、反撃に出ると、後半20分、香川のサイドチェンジからモルが左クロス。FWピエール・エメリク・オーバメヤンがゴール前に飛び込んだが、わずかに合わせ切れなかった。
選手交代で徐々に流れを引き寄せるドルトムントは後半22分、デンベレのスルーパスに抜け出したオーバメヤンがGKとの1対1から右足でループシュート。しかし、GKが手に当てたボールは右ポストを直撃し、同点ゴールとはならず。同26分には最後の交代枠を使い、DFマルセル・シュメルツァーに代わって今季初出場となるDFパク・チュホが入った。
すると後半30分、パクが左サイドのゴールライン際からセンタリングを上げ、PA内の香川がトラップから左足でボレーシュート。これが至近距離で原口の手に当たり、PKを獲得した。11日のW杯アジア最終予選・オーストラリア戦でもPKを献上した原口にとっては2試合連続の悪夢だったが、オーバメヤンがゴール右を狙ったキックはGKルネ・ヤシュティンが横っ飛びで弾き出した。
救われた原口。ピッチに崩れ落ちるオーバメヤン。それでも後半35分、ドルトムントはこの日が移籍後初出場初先発だったDFミケル・メリノのスルーパスからデンベレがPA内左に抜け出すと、グラウンダーのクロスをオーバメヤンが今度こそスライディングシュートで押し込み、1-1の同点に追いついた。
勢い付くドルトムントだったが、後半39分、PA手前でDFセバスティアン・ランカンプからファウルを受けたモルがランカンプを押し倒す報復行為で一発退場。ランカンプにもイエローカードは出たが、ドルトムントは10人での戦いを強いられる。ヘルタも後半45分、シュトッカーがDFマティアス・ギンターに対する後方からのスライディングタックルで一発退場。最後は10人対10人となり、白熱の上位対決は1-1の引き分けに終わった。
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