日刊鹿島アントラーズニュース

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2016年10月29日土曜日

◆【鹿島 vs 川崎F】 ウォーミングアップコラム:「やっと来たという感じですね。いまから楽しみで仕方ないです」(J"s GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/n-00020301/



体を揺らしながら、少し上目遣いの目つきは獲物を狙う肉食獣のそれ。ちょっと目を離せば舌なめずりしていそうな雰囲気さえ漂わせる。草食系全盛の時代に、こんなストライカーっぽいストライカーが生息していること自体貴重なことだ。

5試合ぶりの先発は待望のFW起用。鈴木優磨(写真)は、ゴールを渇望する飢餓感を滾らせていた。

前節のFC東京戦は先発する予定でいた。本人もそのつもりで準備を続け、「いま自分のなかではすごく自信が持てている。タイに行ったことがでかい」と意欲に満ち溢れて試合を待っていた。しかし、直前でメンバー変更。ベンチスタートとなり、後半頭から出場し、チームを引っ張る活躍を見せたが終盤のアシストに留まり、チームも1-2の完敗に終わった。

試合後、鈴木は「先発を外れた悔しい気持ちをぶつけようと思った。試合結果に反映できずに残念です」と肩を落とした。

わずか2年目の選手だが、気持ちを前面に出したプレーはチームメイトだけでなく、スタンドから見る者にも熱い気持ちが伝わるほど。練習でも、一番に目が行くのは鈴木だ。

1stステージで3得点だったゴール数も、2ndステージに入り5点を加算。柳沢敦コーチが2年目に記録した8得点に肩を並べている。

「ヤナさんから『早く越えてくれ』と言ってる」

これまで、ゴールパフォーマンスはクリスティアーノ・ロナウドやネイマールを真似したものが多かったが、次の得点は柳沢コーチを意識したものを考えているという。

「絶対、勝ちます」

そう言い切れてしまう若さと勢い。いま鹿島を引っ張っているのは20歳の肉食系ストライカーである。

文:田中滋(鹿島担当)


明治安田生命J1リーグ 2nd 第16節
10月29日(土)14:00KO カシマ
鹿島アントラーズ vs 川崎フロンターレ

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