日刊鹿島アントラーズニュース
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2017年1月23日月曜日
◆【富山】大ケガから復帰の椎名、母校と後輩の快進撃に続く!(報知)
J3カターレ富山のMF椎名伸志(25)が21日、開幕・F東京U―23戦(3月12日)からのフル稼働を宣言した。昨季終盤、左膝前十字靱帯(じんたい)断裂から戦列復帰。不屈のボランチは17日のチーム始動から全メニューを消化するなど患部の不安を感じさせなかった。正月の全国高校選手権で母校・青森山田高が初の日本一。同校で1学年下だったMF柴崎岳(J1鹿島)が昨年末のクラブW杯で大活躍するなど、後輩の躍進を刺激にまずは定位置確保へ全力を尽くす。
ほとばしる汗が気合の証しだ。今季初の屋外練習、MF椎名が寒風吹きすさぶミニゲームの球際で激しくぶつかり合った。「昨年と違って、始動からアピールできる喜びがある。今年は1年を通して活躍する。そのために常に全力で練習から取り組む」。ピッチ中央での存在感は際立っていた。
富山に完全移籍して臨む初のシーズン、期するものがある。当時J1の松本から期限付き加入していた2015年夏の試合中、左膝前十字靱帯を断裂。高校時代の古傷だった。昨年の始動は松葉づえ姿。手術と過酷なリハビリを乗り越えて、昨季終盤の5試合に出場できたものの、貢献できなかった悔しさは残った。
再起へのパワーをくれたのが、日本一と世界2位の後輩たちだ。9日の選手権決勝で母校・青森山田高が初の全国制覇し、「テレビで応援していた。誇らしかった」。椎名が同校で主将を務めていた09年度大会は、1学年下のMF柴崎(J1鹿島)とともに準優勝。その柴崎も昨年末のクラブW杯決勝でレアル・マドリード(スペイン)から2得点を奪って注目を浴びていた。
今オフには椎名も、柴崎を特集する週刊誌からコメントを求められた。「レアル戦の(柴崎)岳を頼もしく見ていたし、改めて後輩には負けていられないと思った。次は自分が活躍する番」と決意表明。28日に北陸大との今季初実戦が組まれており、「チームに求められれば、いつでも出るつもり」と開幕先発へ力強い。カターレの主役として、J2昇格ロードの先頭に立つ。(小沼 春彦)
◆椎名 伸志(しいな・のぶゆき)1991年10月15日、札幌市生まれ。25歳。MF。札幌ジュニアFCから青森山田高に進学し、高3時にU―18日本代表候補に選出。主将を務めた09年度の全国高校選手権で準優勝した。流通経大2年の11年には、大学日本代表の一員としてユニバーシアード中国大会の優勝に貢献。14年にJ2松本入団。今季からJ3富山に完全移籍した。166センチ、60キロ。
http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20170121-OHT1T50177.html
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