日刊鹿島アントラーズニュース
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2017年5月9日火曜日
◇前人未到の5連覇、”お山の大将”バイエルンがブンデスの弱体化を招く?(サッカーキング)
チャンピオンズリーグ(CL)準決勝では、ドイツを含む世界中のサッカーファンからの注目が集まった。レアル・マドリードとアトレティコ・マドリード、モナコとユヴェントスの試合が行われたが、その舞台はおろか、ヨーロッパリーグ(EL)準決勝にも、ブンデスリーガ勢の姿はなかった。ドイツ誌『kicker』日本語版はブンデスリーガの弱体化を指摘している。
2013年には史上初となるドイツ勢によるCL決勝が行われ、バイエルンがドルトムントを退け頂点に。さらに翌年にはFIFA ワールドカップ ブラジル大会でドイツ代表が優勝を果たした。しかし1996-97シーズンにドルトムントがCLを制して以降、これまでドイツ勢は4度国際タイトルを獲得したのに対して、スペイン勢は18の国際タイトルの獲得に成功。そして今シーズンはついにCL、ELともに4強入りを逃した。果たしてブンデスリーガは不振に陥っているのだろうか?
この指摘に対し、元イタリア代表DFジュゼッペ・ベルゴミ氏は「2013年のときに、ブンデスリーガが世界最高のリーグであったわけではなかったと思うし、別に今が特別、危機的な状況にあるとも思わないね」とコメント。たしかにCL準々決勝でバイエルンが敗れた相手はレアル・マドリードであり、ドルトムントはモナコとのCL準々決勝ファーストレグの試合開始直前にチームバスが爆発物によって襲われるという事態もあったことなど、憂慮すべき事柄はある。
しかし2001年にバイエルンでCLを制覇を経験した元フランス代表DFウィリー・サニョル氏は「バイエルンは年をとりすぎている。今のサッカーでは激しいプレーが求められており、もっと精力的に走って、もっとスプリントしないと。それができていないから、問題を抱えることになるはずだ」と分析した。
その一方、現在マンチェスター・Uを率いるジョゼ・モウリーニョ監督は、フランスメディアに対し「バイエルンがどうやって毎年優勝しているか知っているか? 夏になったら、ドルトムントからベストプレーヤーを引き抜くのさ。(ドイツ代表MFマリオ)ゲッツェ、(ポーランド代表FWロベルト)レヴァンドフスキ、そして今回は(ドイツ代表DF)マッツ・フンメルスだ」と2013年以降にバイエルンがとった政策について指摘。逆にプレミアリーグでは一強体制が継続することはなく「力が分配されている」との見方を示した。
同じく元スぺイン代表GKサンティアゴ・カニサレス氏も「バイエルンは自国のライバルを弱体化させているのさ。やりたいときに、いつでもね。そうやってきたから、そのライバルチームは海外での競争力が低下していってしまうんだよ」との考えを述べている。
バイエルンは今シーズンのブンデスリーガでも3試合を残して、2位のライプツィヒと勝ち点10差となり、優勝が確定。ブンデスリーガ史上初の5連覇を達成している。
https://www.soccer-king.jp/news/world/ger/20170508/584763.html?cx_cat=page1
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