日刊鹿島アントラーズニュース

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2017年5月7日日曜日

◆[プレミアリーグEAST]鹿島ユースMF出津主将、全力の声、動きでチームを牽引(ゲキサカ)




[5.6 高円宮杯プレミアリーグEAST第5節 横浜FMユース 0-2 鹿島ユース 保土ヶ谷]

「キャプテンマーク巻くということはチームを代表するということ。だからと言って、キャプテンとしてチームを引っ張って行けているかと言ったらまだまだだと思う」。鹿島アントラーズユースのMF出津真哉主将は試合後、アントラーズのキャプテンマークを巻く者としてまだまだ力不足であることを繰り返し、口にしていた。

「声だけでなくて、プレーでチームを引っ張っていけるようにやっていきたい」。この日は、右SHとしてフル出場。セットプレーの際にボールを呼ぶ声やハードワークの部分など他の選手達に比べても“本気度の高い”声、動きが相手を必要以上に警戒させたり、相手にプレッシャーを感じさせたりしているように映った。

 全力プレーはチーム全員が要求されている部分。「目の前のプレー、一個一個のプレーを全力でやることは言われているし、自分たちのウリでもあるのでそういうところはもっと出せていけたらと思っています」。より表現するために、自分が率先して身体を張る意志がある。

 理想のキャプテン像はトップチームのキャプテンマークを巻くMF小笠原満男だ。「アントラーズと言ったら小笠原選手がいて、どんな時でもチームのために身体を張ったり、プレーでも違いを作ったりしている」と説明する。チームメートを鼓舞する部分は鹿島ユースの他の選手も“当然のこと”としてやっているだけに、自身には理想とする先輩のように、プレーでもチームを引っ張る動きをすることを課している。

 熊谷浩二監督はその出津について「まだまだです。でも、伸びしろはあります」と頷く。まだまだ、ハイプレッシャーのかかった状況で力を出しきれない部分など課題がある。だが、メンタリティーや身体的な不足を理解して、取り組む姿勢の持ち主。今年、主将として相応しいくらいチームを引っ張っていく動きや、オフェンシブのプレーヤーとしてゴールに絡むこと、攻撃時間を増やすことなど、鹿島ユースの力になることを1年間かけて一つでも増やす。

(取材・文 吉田太郎)

http://web.gekisaka.jp/news/detail/?215517-215517-fl

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