日刊鹿島アントラーズニュース

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2017年8月13日日曜日

◆首位独走を狙う鹿島、4位・川崎は王者の進撃を止められるか(サンスポ)


首位独走を狙う鹿島、4位・川崎は王者の進撃を止められるか

 13日に行われる明治安田生命J1リーグ 第22節で、川崎フロンターレと鹿島アントラーズが等々力陸上競技場で対戦する。4位と首位の一戦だけに、今後のJ1優勝争いを占ううえで、見逃せない一戦となった。

 川崎Fは直近5試合で3勝1分1敗と白星が先行。前節は最下位のアルビレックス新潟を下して4位に浮上した。前半に小林悠の3試合ぶり今季10得点目となるゴールで先制すると、後半にも中村憲剛が追加点をマーク。守備においては、この一戦でJ1通算50試合出場を果たしたGKチョン・ソンリョンが、新潟攻撃陣を0点に抑えた。鬼木達監督のもと、攻守に安定感を増すチームは、前々節のFC東京との“多摩川クラシコ”でも粘り強さを見せた。

 さらに前回の対戦では、アウェイで快勝を収めており、今節も勝利すれば、首位・鹿島との差を4ポイントに縮めることができるだけに、チームの士気は高まっていることだろう。一方で、この先にはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝の浦和レッズ戦(1stレグ:8月23日)、JリーグYBCルヴァンカップ準々決勝のFC東京戦(第1戦:8月30日)が控えており、過密日程を乗り切る力も求められる。

 一方の鹿島は、現在9試合無敗とリーグで最も勢いのあるチームだ。前節は、金崎夢生の2ゴールでヴィッセル神戸に鮮やかな逆転勝利。清水エスパルスに敗れたセレッソ大阪をかわして首位に浮上した。さらに、大岩剛監督が就任してから未だ負け知らず。直近5試合で4勝1分と、ハイペースで勝ち点を積み重ねている。とりわけ、神戸戦では金崎が2ゴールと結果を残したが、第19節のヴァンフォーレ甲府戦では鈴木優磨と安部裕葵、第20節のベガルタ仙台戦では鈴木が得点をマークするなど、若手とベテランを上手く融合し、それぞれがコンスタントに結果を残せていることが好調の要因の1つに挙げられるだろう。

 今節は2位のC大阪が先に試合を終えているため(7月22日C大阪4-2浦和)、勝点差を広げるチャンス。このまま2位以下を突き放して首位を快走していくのか、それとも足踏みして首位争いが混戦となるのか。重要な一戦となる。川崎Fとの前回対戦ではホームで0-3と完敗。決して相性の良い相手ではないが、今年の天皇杯決勝では勝利しているだけに、元日の再現を狙いたい。

 鬼木フロンターレが鹿島との距離を縮めるのか、大岩アントラーズが独走態勢を築くのか。かつてJリーグで選手として活躍した指揮官同士の対決に注目が集まる。(Goal.com)

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