J1は13日、7月22日に消化済みのC大阪―浦和戦を除く第22節の8試合が各地で行われる。首位の鹿島は12日、川崎戦(等々力)に備えクラブハウスで約1時間の調整を行った。クラブの精神的象徴、ジーコ氏(64)がスルガ銀行チャンピオンシップ(15日・埼玉)の観戦などで来日中。今も根付く「ジーコイズム」でクラブ新の敵地11戦連続不敗を目指す。
9日の神戸戦で逆転勝ちし首位に立ったが、GK曽ケ端が「目の前の試合に向かって努力していくことは変わらない」と言えば、MF遠藤も「順位は気にしない。勝ち点をしっかり取っていく」と断言。ジーコ氏は日程の都合で観戦に訪れないが「良い結果を届けたい」(曽ケ端)、「(来日中で)なおさら負けられない」(遠藤)と、同氏が植え付けた「勝利に徹する姿」を示していく。
敵地では10試合連続不敗(9勝1分け)を継続中で、07年など過去3度記録したクラブ記録に肩を並べている。川崎戦で勝利すれば新たな歴史を作れる。大岩剛監督は「僕も一緒に戦うつもり」と、MF中村のFW起用など積極采配で勝利に導く。(内田 知宏)
【鹿島】“ジーコイズム”でクラブ新敵地11戦不敗へ…大岩監督「一緒に戦う」