日刊鹿島アントラーズニュース

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2017年9月18日月曜日

◆柴崎がバルサから1号 左足ボレーを世界が絶賛(報知)




 ◆リーガ・エスパニョーラ第4節 バルセロナ2―1ヘタフェ(16日・ヘタフェ)

 【ヘタフェ(スペイン)16日=豊福晋】日本代表MF柴崎岳(25)が16日、バルセロナ戦でスペイン1部初得点を決めた。開幕から4試合連続先発でトップ下に入り、前半39分に浮き球を左足ボレーでたたき込んだ。同リーグでは日本人6人目の得点者で、バルセロナからはMF乾貴士(29)=エイバル=に続き2人目。試合は1―2で敗れ、柴崎は後半9分に左足を痛めて退いた。

 柴崎がバルセロナを震え上がらせた。前半39分、クロスを味方がつないだボールが浮き球となって、ペナルティーアーク付近へ。落ち際で左足を振り抜いた。ドライブ回転のかかったシュートはドイツ代表GKテルシュテーゲンの反応より先にネットを揺らした。「ゴールを決めたいと思っていた。自分は外国人選手だし、ここだと結果を残さないと」。1部初ゴールに笑顔で拳を握った。

 昨年12月、鹿島の一員として臨んだクラブW杯決勝のRマドリード(スペイン)戦でも2得点を記録している。世界屈指のスペイン2強から公式戦でゴールを奪った初めての日本人。だが、本人は冷静だ。「相手がどことか、どんなゴールだったとかは見る人が判断すればいい。自分としては、最後のシーズン終わりにどういう成果が残るかを(意識して)満足せずにやっていかないといけない」

 柴崎はプロの価値を測るものさしの1つとして「(好不調の)波の少なさ」と言ったことがある。だから1試合を切り取って、良くも悪くも「一喜一憂しない」が信条。理由は「日々の過ごし方、試合でやるべきことは大きく変わらないから」。対バルセロナ。大観衆。シュートまで時間が与えられた。りきみがちな場面での美しいシュートフォームには、環境に左右されない強さが詰まっていた。

 後半9分に左足を負傷して交代。試合後は病院に直行して精密検査を受けたが詳細は不明だ。現地紙「マルカ」は「ボールを芸術品に変えた」と絶賛。米国で「ファンを熱狂させた」、英国で「信じられないボレー」、オランダで「左足に魔法」と国境を超えて報道された。「結果は、もちろん勝ちたかった」と悔しさを口にしつつ「これからまたゴールを重ねていきたいし、(この得点は)そのひとつになれた。もちろんゴールを見て喜んでいる人がいるのはうれしい。それを続けるだけです」と誓った。

柴崎がバルサから1号 左足ボレーを世界が絶賛

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