
日刊鹿島アントラーズニュース
Ads by Google
2018年1月8日月曜日
◇競争力UPへ外国人枠増&チーム減を/月刊セルジオ(ニッカン)

<月刊セルジオ>
2018年はW杯イヤー、サッカーイヤー、それも平成最後のW杯になる。日本の歴史の1つの締めくくりに、世界最大のイベントが行われ、将来「あれは平成最後のシーズンだった」と振り返る年になる。日本は誰が出て、どんな結果を残すのか、期待は高まります。翌19年には新しい年号になり、ラグビーW杯イヤーになる。20年は東京五輪イヤーだ。
平成最後のシーズンになるJリーグは25周年を迎える。偶然重なったが、この節目に1度振り返ってみることが必要だ。良くなった点、伸びた点、そうでないところ、冷静に検証する大事な1年だ。
かつてJリーグには名だたる外国人選手がいた。ジーコ、ストイコビッチ、ドゥンガらが日本に与えた影響は大きく、またFW勢も力のある選手が多かった。近年は日本選手が得点王になることは珍しくないが、日本選手のレベルが上がったというより、助っ人の質が下がった感じだ。それはリーグのレベル低下につながる。競争に激しさが足りなくなるからだ。
現在のセリエAが似ている。超一流の外国人選手はプレミアやスペインに流れており、イタリア代表選手はその両リーグには行かない。競争が緩くなり、若手の台頭が乏しい。以前よりレベルが落ち、欧州舞台で優勝を狙えるのはユベントスくらい。代表チームはW杯出場を逃した。
進歩するには競争が必要だ。Jリーグでは外国人枠を増やしてはどうか。日本選手を過保護にしてはレベルは上がらない。トランプ大統領が米国の自動車産業を守ろうとするが、それでは米国の技術は伸びない。日本はドイツ車に負けまいと開発を重ねる。開発とはレベルを上げること。日本はビジネス面ではとても競争力がある。
また、J1は最初の10チームから18チームにまで増えた。飲食店が「お客が増えたから」とスープに水を足したようなものだ。これも強化にはならない。14チームに戻せば、落ちる4チームのいい選手が残る14チームに移るから“濃さ”を取り戻せるかな。アジアが世界と戦えなくなったのも、W杯出場枠が4・5になったから。2枠ならもっと必死になる。
平成最後のシーズンに25年間を清算するチャンス。バロメーターはW杯で日本代表がどういう結果を出すか、それがJリーグの進化を示すはずだ。(日刊スポーツ評論家)
競争力UPへ外国人枠増&チーム減を/月刊セルジオ

Ads by Google
日刊鹿島
- 4
★【宮崎キャンプ終盤。金沢戦で見えた鬼木・鹿島の戦い方】(サッカー批評)2025-01-22
- 15
★2025年観戦時ツイートまとめ(日刊鹿島アントラーズニュース)2025-03-02
- 16
◆ホーム無敗のカシマで感じる「後半の圧力」 欧州との文化の違いは(朝日新聞)2025-03-17
- 17
◆J1鹿島 柴崎、今季も「10」 背番号、新ユニホーム発表(茨城新聞)2025-01-05
- 41
★2024年12月の記事まとめ(日刊鹿島アントラーズニュース)2024-12-04
- 42
◆青森出身の柴崎岳選手が子どもたちにサッカー指導 八戸(NHK)2024-12-30
- 44
◆言葉どおりのプレーで守備に安定感 京都サンガに新加入の須貝英大(毎日新聞)2025-04-13
- 53
◆明治安田J1 鹿島、7試合ぶり黒星 相手守備崩せず(茨城新聞)2025-04-02
- 57
◆明治安田J1 鹿島7連勝、首位快走 清水に1‐0(茨城新聞)2025-05-17
- 72
◆明治安田J1 鹿島、最速600勝 名古屋に1-0(茨城新聞)2025-04-25
- 83
◆J1鹿島、定位置争い激化 開幕まで1週間 奪冠へ準備着々(茨城新聞)2025-02-08
過去の記事
- ► 2024 (1133)
- ► 2023 (1261)
- ► 2022 (1152)
- ► 2021 (1136)
- ► 2020 (1404)
- ► 2019 (2168)
- ▼ 2018 (2557)
- ► 2017 (2892)
- ► 2016 (2193)
- ► 2015 (1859)
- ► 2014 (2464)