25日に行われるブンデスリーガ第24節で、最下位に沈むケルンは5位ライプツィヒと敵地で対戦する。1部残留に向けて落とせない試合が続く中、地元紙『エクスプレス』は20日付の記事で日本代表FW大迫勇也をキーマンに挙げている。
大迫はライプツィヒ戦に過去3試合出場して3得点を記録。抜群の相性を誇っている。また昨年末に肺炎を発症し、以後もコンディション不良で戦線離脱を強いられていたが、前節のハノーファー戦では今シーズンのリーグ戦2得点目となる先制点を決めた。ライプツィヒとの相性の良さに加え、復帰早々から結果を残したことも同紙が期待を寄せる理由となっているようだ。
シュテファン・ルーテンベック監督も大迫に厚い信頼を寄せている。ハノーファー戦後には「ユウヤが健康であれば、彼は我々にとって非常に重要なファクターとなる。相手の最終ラインと中盤の間のスペースで素晴らしい動きを見せ、プレッシャーがかかる中でも解決策を提示できる選手だ」とコメント。大迫がチームの鍵になる選手だと指摘した。今冬の移籍市場でシュトゥットガルトから加入して以来、リーグ戦6試合で5得点を挙げているドイツ人FWシモン・テロッデとの連携についても、「彼と最もうまく合う選手がユウヤだ」と語り、大迫とテロッデの組み合わせが2トップのファーストチョイスであることを明言した。
前節ハノーファー戦で1-1と引き分けたケルンは、残留圏に位置する15位ブレーメンとの勝ち点差が「9」に広がった。ライプツィヒ戦を含めて今シーズンは残り11試合となり、是が非でも勝ち点3が必要な状況となっている。地元紙からも“キーマン”に指名された大迫の活躍に期待したいところだ。
(記事/Footmedia)