“居残り組”が、強い刺激を受けていた。鹿島は8日、10日のリーグ広島戦に向けて鹿嶋のクラブハウスで調整。練習は7日の敵地ACLシドニーFC(オーストラリア)戦の遠征に参加していない選手だけで行われ、過密日程のためメンバーを外れた日本代表DF昌子は個別メニューで汗を流した。
FW金森、MF中村、MF永木、DF犬飼、DF伊東の5人が今季公式戦初出場を飾ったシドニーFC戦は、3日のリーグG大阪戦から先発8人を入れ替えてもレベルの高さを保ち、2―0で勝利。試合を自宅で観戦したという昌子は「剛(大岩監督)さんの言う“総力戦”というのを証明したと思う。チームとして、昨日の勝ちがどれだけ大きかったか」と白星の価値を強調した。
昌子は昨季、リーグ戦34試合、ACL8試合に全てフル出場。“遠征組”ではなく、“居残り組”となるのは久しぶりだった。チームメートの奮闘を受け、自身も発奮。「公式戦は3試合連続無失点で来ているし、次の試合(広島戦)もしっかりそれにこだわってやりたい。(ACLは)次のホームで(1次リーグ突破を)決めたい」と意気込んだ。
鹿島 “居残り組”が強い刺激を受ける 昌子「剛さんの言う“総力戦”というのを証明した」