日刊鹿島アントラーズニュース

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2018年4月15日日曜日

◆鹿島内田篤人がチームにもたらした「自信と安心感」(ニッカン)





<明治安田生命J1:鹿島2-0名古屋>◇第8節◇14日◇カシマ

 鹿島アントラーズに帰ってきた。背番号2が。公式戦で10年5月12日のACL浦項戦以来、2894日ぶりに共演した主将のMF小笠原が代弁した。「篤人の存在が大きかった。試合前から声を出してくれてチームに自信と安心をもたらしたと思う。あいつのおかげです」。連敗を2で止めて、リーグ4試合ぶりの勝利。そこには、DF内田篤人(30)の存在感があった。

 右太もも裏の張りが癒えて開幕戦以来の出場。だが、不安など感じさせない。むしろ、スケールアップした。それは同じ右サイドで組んだMF中村への、試合前の言葉から伝わる。「守備はあまりしなくていいよ。ボールを切るくらいで。あとは1人でやるから」。

 頼れる姿は攻めにも出る。立ち上がり、強引なまでに裏に行く。「(相手を)押し込む意味も込めて上がった。それって大事なんだ」。高い戦術眼。警告2枚による退場を恐れて後半32分に自ら交代を申し出たが、その存在は苦境のチームに落ち着きをもたらした。

 ワールドカップ(W杯)ロシア大会の予備登録締め切りまで、あと1カ月。すると「監督新しいし」と笑った。「オレは試合に出なきゃ話にならない。それで見てくれれば。やれることが分かれば、気にはなってくれるかな」。鹿島にも、日本にも、大きな復帰になる。そんな予感がする。【今村健人】


鹿島内田篤人がチームにもたらした「自信と安心感」




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